いよいよ仕事が一段落しそうって時に椅子の下からブブブっと妙な振動が上がってきて「ああ地震かあ」と思った瞬間、ケータイの警報と大きな揺れが同時にきて、でもこのくらいの揺れならケータイの警報音のほうが怖い。

 いやマジで。

 この世で一番嫌な音かもしれん。

 もし戦争なんてなったら、この警報音がひっきりなしに鳴ったりするのかしら。

 だったらそれが理由で「戦争反対」を唱えたくもなる。

 

 しばらくしたら居間から娘の爆笑が聞こえてきて、何かと思って見に行ったら原因は報道ステーション・大越キャスターのヘルメット姿だった。

 たしかにこれはオモロイなあ。

 何が変なんだろう。

 顔が長いのかな。大越キャスターのヘルメット姿、なんか小林克也っぽいし。

 

 ともかく仕事を仕上げるまで、自室のテレビは報道ステーションに合わせたままに。

 自宅がマンションの上階だから揺れが大きいんだろうとタカをくくっていたが、テレビを見ると案外と大変そうだねえ。

 

 当面の仕事が終わって、アメトーーク!が漫才劇場の特集ってことで久々にしっかり見ようと思っていたのだが、これがなかなか始まらない。

 後からやるのかなと思っていたのだが、なんだい。『かまいガチ』が始まりやがった。

 そんなものは見ませんとも。

 

 で、Tverでようやく『水曜日のダウンタウン』を見たのだが、まあまあ。

 おそらく台本はなかったのだと思う。

 台本があればおぼんこぼんで2週連続とか冒険過ぎてやらないんじゃないかなあ。

 ドキュメントとして撮って、内容が良かったから2週に伸ばしたと考えるほうが自然だろう。

 ただ感動的ではあったのだけれども、じいさんの頭の固い嫌なところも気になって、なんとも評し難い感じ。

 個人的には握手した後結婚式場での即興の短い漫才がベストシーンかな。

 あれはさすがだと感心した。

 

 だけど番組最後のおぼんこぼんの漫才がそのまま流されなかったのが物悲しい。

 制作サイドは、かつての大人気漫才師の芸がそのまま流すにはキツイと思ったからこそビートたけしの歌う『浅草キッド』をかぶせて、なおかつ細切れにしての放送となったわけでしょ。

 それも仕方のないことだとは思うのだが、やっぱり老いって悲しいなあ。