まずは岸田自民総裁就任おめでとう、ということかな。

 最初の投票で河野の党員票がメディアの予測よりも伸びなかったのも、私としては昨日も書いたように想定内のこと。

 驚きも意外性もないのがまた岸田らしさと言えるのかも。

 

 この総裁選における岸田の公約的なものについては「どうせ極端なことにはならんのだろう」とタカをくくってまともに聞いていなかったのだが、まあおそらくそんな感じにはなるんだろう。

 

 「岸田総裁では選挙に勝てない」などという声もちらほら見かけるが、それはどうだろう。

 ちょっとコマーシャリズムに毒され過ぎじゃないかな。

 

 そりゃあメディアからすると岸田総裁では話題性に乏しく面白味は感じないのだろうが、旧来の自民支持層で高齢の人たちからすれば「岸田さん、頑張ってたし良かったねえ」ぐらいのことで結構好感を持って迎えるんじゃないかな。

 世の善男善女の皆さんは、きっと岸田のような真面目な人(実態は知らんけど少なくとも見た目には)を好もしく思うだろう。

 かく言う私も、なんだか知り合いのおっちゃんが長年勤めていた会社で昇進して「よかったねえ」みたいな、ほっこりとした気持ちだったりする。

 

 メディアが総力挙げて自民批判を繰り広げるようなことでもない限り、来る衆院選も岸田らしく大勝でも大敗でもない無難なところに落ち着くのではないかと予想する。

 

 たぶん岸田文雄のような一見すると凡庸な人が長く政権トップにいることが、平和の証だったりするのだろう。

 危機的状況になった時にはやっぱり岸田総理では物足りなく感じてしまうだろうからね。

 その意味で安定政権となることに期待しています。

 

 とはいえ、派閥の長として総裁になったのは麻生以来? その前は森? 福田康夫はどうだったっけ?

 2012年からこっち、宏池会を引き継ぐ形とはいえ岸田派としてやってきたのだから、我々が知らないだけできっと実力やリーダーシップもあるには違いなく、そこそこ善政を敷いてくれるのではないでしょうかね。