中日ドラゴンズファンと言いながら、この数年はプロ野球の試合自体、さほど熱心に観ていなかったものだから、この度亡くなった木下雄介投手についても正直なところを言えばなんとなく中継ぎで投げてたかな、ぐらいの印象しかない。

 

 そんな私が軽々しく名前を出すのも非礼というか品が無いような気がして言及してこなかったのだが、下記事を見て怒りが湧いてきた。

 

中日・加藤球団代表、死去した木下雄介投手の病状を今まで言えなかった理由は「家族の意向があった」と答える(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

 あのさあ、仮にも中日ドラゴンズの親会社は新聞社だろ?

 しかも、系列の東京新聞ともども左派論調で売ってきた中日新聞がさあ。他のメディア各社よりもずっと近い立場にあった所属選手の死の真相を追求しないでどうするよ。

 

 ニュース等で見聞きする情報の限りではなんとも言えないのだが、「ワクチン接種の副反応では?」との疑義がかかっていることは当然ながら球団も承知のことだろう。

 それに対しての見解を一切表明しないというのでは、まさにあんたらメディアお得意の「疑惑は更に深まった」ってやつだぜ?

 もしも、「いらぬ動揺が生じてワクチン接種が進まなくなっては困る」などとの政府もしくは製薬会社からの意向を受けてだんまりってことだとしたら、ふだん「反権力」を気取っているのはただのポーズだったの?って話だし。

 

 「家族の意向で死因も含めて何も言えない」とのことだが、実は「中日新聞社の職域接種で木下投手がワクチンを打った」とか「練習中に亡くなった」ということについて、本社及び球団に責任がかかることを恐れて、そんな対応になっているという可能性も捨て切れない。

 ワクチン接種と関係なく倒れた際の球団側の対応に問題があったんじゃないか、なんて疑いも出てくるわけで、やっぱり、事の真相をはっきりさせるのが球団なりメディアなりの責任ってものだろう。

 

 この件に関連するネットの書き込みをみていると、ワクチン接種後の激しい運動に問題があったとする説もあり、報道機関としてはそのあたりの真偽についても伝える義務があろう。

 

 最大限に好意的に見れば、「身内ともいえる所属選手の死をいろいろと探って回ることは人道的にはばかられる」ということなのかもしれないけれど、だけどさあ。

 自分らの気の向いた対象にはプライバシーも何も関係なくずけずけと首を突っ込む新聞屋ふぜいが、いまさら何をって話だろうよ。

 自分の親や子が死んだ時にでも、その死になにがしかの社会的関心があるならば、きちんと取材して世間に知らしめることが報道機関の本分なのに、それをやらないなんて、何を言い繕ってもそんなメディアなんて信用できるもんかい!

 

 もし水面下で取材を進めていて、事が全て明かになったところで記事にする予定なのだとしたら全面的に「ごめんなさい」だし、私としてはそうであってほしいとの気持ちも強いのだがね。