R-1グランプリは全然見なかったわけではなく、仕事が詰まっている中、いったんはテレビをつけたのさ。
そのときに出ていた土屋がまあなんというか、「早く終わってくれないかなあ」って感じで、しかも採点を見たらその時の1位がZAZYで、なおかつ敗者復活がマツモトクラブだということが分かって、「これだったら先に仕事を済ませよう」ということで視聴を断念したという次第。
で、昨日、いったん仕事が落ち着いたところでユーチューブにフル動画が上がっていたので見ようかなと思ったのだけど、そのときにはユリヤンの優勝が分かっていたのでどうにも食指がそそられなくて、とりあえず決勝の3人だけは見たんだけども、うーん……。
関東の視聴率が歴代最低ってのもやむなしって感じかなあ。
決勝の3人を見てから続いて4位の高田ポル子?を見ようとしたけど、まだ仕事が残っていたこともあり途中でギブアップしてしまった。
そもそもこれ、予選段階での勝ち上がりの審査がダメなんじゃないの?
今、公式サイトで出演者の顔写真が並んでいるのをみてもどこか淀んだ感じだし、大会の感想をネットでチラっと見たところだと「凄かったけど点が伸びなかった」という演者も特にはいなかったみたいだし。
もっとなんかさあ、インパクトのある奴とか奇抜な奴とか他にもいただろうよ。
今回準々決勝で敗退したらしいけどムラムラタムラとか、あんな感じの連中を何人か出しておけばそれなりの評判にはなっただろうに。
一応はZAZYがその枠だったのか?
でもそれだと既にそこそこ知られているZAZYでは手の内がバレているぶんインパクトは薄いだろう。
個人的に好きじゃないし。
「ツッコミ役がいない」ため構造的に客受けの難しいピン芸は、よほどの腕があるか熟練の技術で見せるか……つまり余程の天才性か、そうでなければそれなりのキャリアが求められるわけで、それを芸歴10年以内の若手にやらせようという大会コンセプト自体が間違いなんじゃないかな。
そこそこネタとしてまとまっている演者を選べば今回のような面白味もインパクトも薄いものになるのは必然で、それでも10年以内にこだわるのだとしたら同じフジテレビの「クセがすごいネタGP」と連動させてあらびき団的な方向性で攻めるしかないんじゃない?
とはいえ、若手芸人からすると夢は膨らんだかもなあ。
あのレベルの大会で優勝賞金500万はおいし過ぎるだろう。
来年あるかは知らんけども。
現役や元アイドルなんかからしても狙い目なんじゃない?
そこそこ名前のあるアイドルが、日谷ヒロノリばりのコミックソングをスタッフ総出でバリバリに作り込んで演じれば余裕で優勝できそう。
そんな感じで新奇な盛り上がりが生まれれば、新生R-1の価値もあろうというものだが、さてさてどうなりますか。