ABEMAのライブでワタナベNO.1決定戦を見るか、テレビでお笑い二刀流を見るかで迷って、ワタナベのほうは後で配信があるからってことで二刀流&ABEMAでMリーグという選択にしたんだが、二刀流のほうってほとんどが以前にやったやつじゃんかよう。

 シソンヌとかあと他のいくつかのネタは多分初見だったけど、それはきっとたまたま私が見逃していただけなんじゃないか?

 トリ&メーンMCのサンドウィッチマンまでが過去映像って、ゴールデンでそれはどうなの?

 同じネタの再演ということに関しては私個人としてはアリという考えなのだけど、全部が全部それでしかも映像の使い回しってことだと話がちょっと違ってくるぞ。

 同じくサンドがアンタッチャブルと共に司会を務める新番組? そのための番宣的な意味合いの放送だったようだが、今回の二刀流のような番組作りをするようなスタッフがまともなもんを作るとは到底思えない。

 

 

 これだったらワタナベ~のほうを観とけばよかったなあと、Mリーグが終局になったところでチェックしたら、既にビデオが上がっていたので、口直し的な意味もあって見ましたよ。

 全然仕事ができなくてヤバいんだけどさあ。

 

 

 ワタナベ~のほうは結構粒揃いで良かったねえ。

 優勝した結成1年目のゼンモンキーは目新しいっていう感じはなかったけれど、まあ上手くまとめていたって感じかなあ。

 ファイヤーサンダーや四千頭身、Aマッソら既に名前が通っている面々もかなり良かったんだけど、ゼンモンキーだけでなく金の国、リンダカラーといった私としては初見の面々が予想以上に良かったから、その新鮮さを前にして既存勢力が霞んでしまったようなところはあったかな。

 

 

 ただ一番笑ったのはアントワネットだった。

 かつて「おもしろ荘」で準優勝となったときの王子様キャラは吐き気がするほど嫌いだったけど、王子キャラを捨てての今回の漫才はホント、くだらなくて良かったなあ。

 まだちょっと雑に感じるところもあったしボケのほうが(意図してか否かは知らんけど)ビートたけしのモノマネ臭がするのも気になって、今回勝ち上がれなかったのは仕方がないかなと思うけれど、これから舞台を重ねて洗練されていけば大化けがあるかもよ。

 なんなら今年度のM-1で決勝進出まであるかもなあ。

 

 優勝のゼンモンキーは1年目としては凄いんだろうけれど型破りな感じというか伸びしろというかそういうものがあまり感じられなくて、これから上手く成長しても上限トンツカタンぐらいかなあ、という印象。

 ABEMAで冠特番をやるというからそこを見てからの判断でもいいのかな。


 Aマッソや四千頭身からのなんとなくの印象だけど、ワタナベってスタッフのサポートがすごく手厚いように感じられて、それはそれである程度のところまで行くにはいいんだろうけど、それがゆえに逆にエンタ芸人程度で頭打ちみたいにも見えるんだよなあ。

 やっぱり大ブレークに至るには結局本人たちの個性に依るところが大きいわけで、ゼンモンキーも今回優勝したからといって、事務所総出で一気にスターに育てようなどとはせず、しばらく放牧しておいたほうが吉なんじゃないでしょうかね。

 余計なお世話なんだろうけども。