私自身、行楽地にはでかけていないのでそちらのほうはよく分からないけれども、都心の人の出を見る限り、人々の新型コロナウィルスへの恐れというのはほとんど感じられない。

 マスクだけは着用しているものの仲間同士で大声でしゃべり合うとかはしょっちゅう見かけるし、飲食店もそこそこにはお客が入っている。

 

 実際、大したことないものなあ。

 東京の新規感染者が一日600人を越えたと聞いてもなおそう思う。

 コロナによる被害に比べればもっと危険なものはいくらでもある。

 むしろいわゆる普通の風邪のほうが殺傷力は高いんじゃないの?

 病気に限らずいろいろと事故やらなんやらもあるわけだし。

 

 ここで大騒ぎになってM-1グランプリやKEIRINグランプリが中止になるとかのほうが、個人的にはよほどダメージがデカい。

 

 自粛期間とかやったところでそれで無くなるものでもなし。

 季節性のインフルエンザと同じようなものとして理解し、台風などに備えるのと同様に、ウィルスにも最低限は備えておいて、それで感染したらしゃーねえぐらいの心持ちでいるほうが、やたら怖がっているよりもよほど精神衛生上にもいい。

 むしろ「マスクしていれば化粧や髭剃りをいい加減にしても大丈夫」「リモートで出勤などの労が軽減された」「無駄な会議が減った」「嫌な飲み会や会食がなくなった」「映画館もすいている」など積極的に利点を探して、いわゆるコロナ禍を享受している人のほうが多いぐらいなのではないか。

 

 今回コロナが完全終息したところで、どうせまた新しいウィルスが出てくるんだからいちいち怖れていたんじゃやってらんねってところもあるだろう。

 

 菅内閣も、一応は警戒をうながすポーズは取りつつ、基本的には軽視の方針の様子。

 企業も、自主休業をするところが目立たないあたりをみれば、同様の方針ということなのだろう。

 

 実際、今の日本で「怖い怖い」と騒いでいるのはそれで視聴率や購買数を稼ぎたいメディアと、クスリを売りたい製薬会社だけではないのかな。