まず東京五輪についての個人的な考えから言っておくと、ぶっちゃけ自転車の脇本だけは積極的に見たいと思っているけどあとはまあ、やるなら楽しく見させてもらうし、なきゃなくても構わない。
ただ、東京都民、日本国民としての立場から言うと、なんなら今年の夏だってやれば良かったのにと思っている。
実際、観客数を制限しながらもプロ野球などの興行はできていたんだから、五輪もやればよかったんだよ。
感染拡大とか、五輪なくても今なってるわけだし。
海外からの渡航者の入国時の管理さえちゃんとやれば、まあそれほど酷いことにはならないんじゃないかな。
「国ごとの感染状況による練習環境の問題など公平さを欠く」との声もあるけれど、どうせ完全な公平なんてないんだし、これがマイナスになる人もいる反面ではこれで恵まれる人もいるわけで、ある程度の差異は運不運ということで、選手個人なり国なりがそれぞれ受け入れるべきことなんじゃないの。
そんなふうだから来年となれば、当然やるべきだと考える。
昨日あたりのニュースで森喜朗だかバッハだかが言ってたけど、トンネルの先の光? 多くの人々がなにかしら前向きになれるだけの価値はあると思うので。
そんな感覚なので、バッハ会長訪日を伝える昨日今日のニュースには苛立ちしか感じない。
まず報じる際に、立場をはっきりさせろよな。
「五輪はやったほうがいい」というのであれば、そのテレビ局なり新聞社なりが国民世論を先導してどんどん前向きな提言をしていけばいい。
「五輪反対」ならば問題点をあぶり出して徹底的に糾弾すればいい。
その辺を明らかにしない報道など何の価値があるというのか。
しかし現実はというと、何が心配だとか、危険性がどうのこうのとかグダグダと要領を得ないことばかり言い連ねている。
そんなものたいていの国民は感じていることで、そんなんだったらサラリーマンの居酒屋談義でも放送しているほうがまだマシだわ。
ひとつ気掛かりというか気になったのは、バッハ会長が「チャーター機で来日した」というところ。
五輪会長ってそんなに偉くて資金的にも恵まれてんだなあ。
会長とはいえしょせん裏方なのに。
そこはちょっとだけ嫌な気分になったかも……。