このニュースにはちょっと感動すら覚えた。
↓
海洋放出を政府が決定へ 福島第一原発の汚染処理水
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62141
遥か遠い未来まで考えたときにはどうなるか分からない。
とはいえ、現状の科学的知見においては「海洋放出してもなんら問題がない」とされていて、世界各国も実際にやっていることを、これまで日本はやらないできた。
なぜやらなかったのかといえば「羹に懲りてあえ膾を吹く」というよりは、まあ単に世論……左翼扇動に乗せられて一般の人々が反発するのを怖がってのことだったんだろう。
しかしトリチウム水を怖がるなどは(重ねて言うが少なくとも現段階の科学的判断に依拠すれば)極めて感情的な問題に過ぎず、そこを恐れずにやろうという菅総理は実にあっぱれだと感心仕切りなのである。
学術会議の問題もそう。
なんとなく面倒臭そうだからと棚上げしていた問題を、菅総理自身の考えるところのまっとうなものにしていこうというその政治手法。
安倍総理は外交に関してそれをやった。
対ロシアはドツボに嵌ったし、対中国では今一歩踏み出せなかった、対北朝鮮でも結果を出せなかったなど不足に感じるところも多々あったけれど、戦後日本にずっと課せられてきた国際的位置づけを変革していこうというその姿勢は左翼にこそ攻撃されたものの最終的には「辞任表明後の支持率70%」という世論調査の結果によって、一般から高く評価されていたことが判った。
菅総理は国内の諸問題においてそれをやろうとしているということなのだろう。
きっと結果は吉と出る。
左翼政治家やメディアは「一般大衆など簡単に扇動できる」とたかをくくってみているが、しかしそれほどまでにはバカではない。
伝統文化にもとづく国民性、精神性の根っこのところから生じる感情や判断はきっと間違っちゃあいない。
いくら煽っても学術会議問題はこれ以上に広がることはないだろうし、逆に学者先生たちの側が藪をつついて蛇を出す……つまりいかに今の日本の学者と呼ばれる人たちがいい加減かつ貧弱だということが露わになるであろう。
トリチウム水放出も「なあに、かえって免疫がつく」ってなもんで、やり始めて半年も経てばきっと誰も問題視しなくなるのではないかなあ。