日本人である私からみるとジョー・バイデンなんて何の面白味も感じられなく「衰退するアメリカ」の未来しかみえないのだが、多くのアメリカ国民からするとそれよりもなお反トランプの意識が強いのか。
日本に伝わってくるアメリカメディア上のトランプは「アメリカ国民を分断する独裁者」なのだそうだが、北朝鮮やら中国、ロシアと比べてなおそう言っているのか。
それともポリティカル・コネクトネスこそを第一とするメディアの建前が拡大・流通しているだけなのか(そこは日本も同様なのだが)。
それでもなんとなくトランプ再選となりそうな予感はあるんだけどもね。
アメリカ第一を標ぼうして対中姿勢を鮮明にするトランプの存在というのはじつは歴史の要請なのではないか、とカマラ副大統領候補指名を見た瞬間に直観した。
まったくの個人的な想像で、差別と偏見に満ちた公言するのもはばかられることではあるのだが、バイデン陣営としては、カマラ・ハリスを副大統領候補としたのが「差し過ぎの悪手」になるのではないかなあ。
表面的には「平等、団結」と多くのアメリカ国民は言うが、「移民系有色人種の女性」が国のナンバー2、バイデンが年のせいで早期退陣となればトップになるということまではまだ本音のところでは望んでいないのではないか。
前回トランプがヒラリーに勝ったのも根強く残る男女の性差に対する考え方の影響がいくらかはあったと思うし。
公的な世論調査では「歓迎」の顔をしながら、無記名の投票となれば本音が出てくるような気はするなあ。