報道などを見る限りにおいては「若いのによく頑張ってるな」と思うし、彼女を逮捕したという香港(中国)当局の汚さに恐ろしさと憤りを感じたりもするのだけれど、なぜか共感を覚えないというか、どこか自分の感覚が上っ面というか。
「香港大変だなあ」とは思っても、それが社会的義憤とかにつながってこない。
ウィグルやチベットに思いをはせるときにはとっても胸の詰まる感じを覚えるのだけれども、なぜか香港にはそれがないんだなあ。
なんでだろ。
年齢差とか国情の差というのもあるんだろうが、それよりももっと身も蓋もないことを言うと、「しょせんどっちも中華の人間じゃん」っていうね。
そもそものところで信用できないんだ。
なにせ奴らは100年単位で策謀巡らすから、現時点での常識とか損得勘定とかそういうところで測ろうとしても真意までは見えてこなかったりするからなあ。
なんなら彼女は最初から中共の手駒だったなんてことまであるかもしれない。
そんなことを思っていたら保釈されたとのニュースを見かけた。
どんな事情があってのことかはわからない。
中共が欧米の反発に配慮したというのはちょっと考えづらいのだが、何か司法取引的なことでもあったのか。
それとも別に何か中国なりの計算があってのことなのか。
あんまり入れ込み過ぎると「実はそれが中国の狙いなんよ」なんてこともあり得るだけに、あまり感情移入などせず、推測などもせず、起こった事実だけをそのまま受け止めることにしようと考えているのですよ。