先週の木曜深夜?

 テレビをつけたまま夢うつつでいたところに、とつぜん「1001のバイオリン」が聞こえてきた。

 

 バイきんぐ小峠とVチューバ―でやってる番組、ガリベンガーとかなんとか言ったっけ?

 テレビ画面には「1000のバイオリン」と出ていたけど、テンポや曲調からしても1001のほうだよなあ。

 

 「小峠ヘタだな、ウマヘタじゃなくヘタ」とか思いながらぼんやり画面を目にしていたのだが、これがなかなか終わらない。

 ブルハ好きの私ですら「いつまでやっとんねん」と思っていたら結局、余すところなくフルコーラスで歌い切りやがった。

 

 今どき、ミュージックステーションの米津ですら完全なフルコーラスなんてなさそうなのに(ちゃんと視たことないから知らんけど)、いくら深夜帯とはいえ、なんで小峠とVチューバ―の合唱でフルに歌わせたんだ?

 

 歌い始める前の経緯を見ていないので、まったく意味不明で、むしろ「自分がおかしくなったんじゃないか」と不安になったりもした。

 個人的に以前から「1000のバイオリン」は死のイメージ、葬送曲のように聞こえていたこともあって「ついにお迎えが来たのか」とさえ思うほど異様に感じられる放送だった。

 自分の最期が小峠とアニメーションの合唱ってのもなかなか辛いものがあるが。

 

 ブルーハーツのアルバム「STICK OUT」のラスト2曲、「月の爆撃機」と「1000のバイオリン」はライブでも続けて演奏されていたが、私としては前者が「生」、後者は「死」を表現する一対のもののように感じられる。

 

 不安定、未確定な世の中に生まれてどうやって生きて行けばいいのかわからんけど、とにかく行くしかねえ、ってのが「月の爆撃機」

 なんかいろいろあってもう人生も終わりに近いけど、過去はさておいて最後までこれまで以上に楽しめればいいね、ってのが「1000のバイオリン」

 

 あくまでも個人的なあれなんで、まったくの見当違いかもしれないけどもね。