松浦が動いて和田の上位進出というのは当初に考えていたものだったので、もし佐藤慎が3着まで伸びてきて脇本→和田→佐藤慎で決まっていたら喀血するぐらい悔しかっただろう。

 ただ和田を買い目に入れるときにも松浦は軽視の予定だったので、この結果だと3連単の的中は無かったわけだけども。

 

 松浦の捲りはかなりの勢いで「これが狙いだったのか、よほど自信があったんだな」と思っていたのだが、レース後の松浦のコメントを見ると「飛びつきの予定だったが平原が行く感じだったから控えた」とのこと。

 それだったら和田もインに詰まっていた可能性が高かったハズで、そう思ったからこそ私も買い目から外したんだがなあ。

 

 しかし平原、これまで番手狙いなんてやってこなかったのになんで今回に限って……。

 まあでも普段やらないことをやらざるを得ないと思うほどに脇本の強さが際立っていたということか。

 

 7月~9月のGⅢは7車立てになるそうで、五輪延期の関係で脇本もしばらくは日本の競輪に参加の予定だそうだが、7車立ての脇本なんてさらに負けは考え辛い。

 たぶんJKAの意向としても五輪までは脇本を事故に遭わせたくないっていうのはあるハズで、なんなら選手間にそうした通達まであるかもしれず、そうなればどこまで脇本の連勝が伸びるかわからないほど。

 

 今年のグランプリは去年の立川よりかは先行有利だし、こりゃあ今年いっぱい、脇本の負けは無いかもしれんぞ。