準決の勝者の上がりタイムを比べてみると
9R ハイペースの混戦を捲った平原が11・1
10R 決まり手は捲りとはいえ8番手からほぼ1周一気駆けの松浦が11・4
11R すんなりの番手発進となった新田の捲りが11・1
12R 松岡の突っ張り駆けをものともせず一周半先行の脇本が11・2
こんなもん、脇本が自分の競走に徹して最終ホームぐらいから仕掛けたときには、他がどんなレースをしたところで負けようがないだろう。
外から誰かが抑え込みにきたとしても引いて巻き返せばいいだけだし。
平原はいつも通りに位置を取っての捲り狙いになりそうだから、脇本にアヤをつけるとしたら新田か松浦。
どちらかが先行も辞せずで前々に踏んで、脇本の後ろが千切れたときに無風の番手にハマれば差し切りの可能性もあるかもしれないか。
でも先のグランプリでは脇本の番手に入った新田が何もできなかったからなあ。
とはいえ、それでもグランプリでは結局、新田の後ろの佐藤慎が勝ったわけだから、わずかでもアヤがあるとしたらその展開しかないか。
新田が「グランプリと同じでは勝てない」と考えたなら、先に動くのは松浦か。
松浦はグランプリでは清水の後ろからだったから、ここは自分で何か試してみたいだろうし。
とりあえず一回脇本を抑えて、それで誰かが駆けるならその3番手に。
他の早仕掛けがなければ、脇本が引いたところで自分で前に踏んでいって、脇本の巻き返しに合わせて突っ張り気味に行くとかそんな感じか。
だけど稲川もここはなんとかついて行こうとするだろうし、これを松浦が捌くにしても簡単ではなく、結局脇本の一人旅になりそう。
脇本の後ろが離れたところを新田が追い掛けていって、その後から平原が行くっていうのが一番ありそうな形か。
それぞれ番手の佐藤慎と芦沢辰を加えた4車が2、3着候補。
芦沢辰は格下感もあるが、平原や新田が脇本を追い掛けるのに脚を使わされた場合の棚ぼたの穴目を期待して。
高松宮記念杯競輪 決勝予想
3連単
脇本→新田、佐藤慎、平原、芦沢辰→新田、佐藤慎、平原、芦沢辰