自分の感覚がおかしいのかと不安な気持ちが持ち上がってくる。
須藤元気が所属する立憲民主党へ離党届を提出して、その理由が「都知事選で山本太郎を応援したいから」という。
出てくる名前が全部、私基準からすると塵芥の類なので(リング上、オクタゴン内の須藤だけは別だが)どーでもいい話ではあるのだけれど、いい大人が自分の職を賭してまで山本太郎なんぞを応援しようという、その気持ちが分からない。
いやまあ確かに山本は、一所懸命にやっている風には見えるよ。
行動力もある。
だけどしゃべってることといったら、大衆迎合そのものの、ただの「いいとこ取り」としか思えないのだがなあ。
口では「困っている人々のため」とは言っているけれど、その芯のようなものが私には見えてこない。
ただ単に山本自身が政治の世界で成り上がるため&世間の耳目を集めることが気持ちいいからやっていることにしか見えないのよ。
でもまあ既存の野党の枠組みをぶっ壊すという意味に限ってのことであれば、おもしろい存在と言えなくもないか。
須藤にしても「山本が中心となる野党連合」を夢見て、「今のうちからその右腕的ポジションに就いておこう」という極めて“政治屋”的な考えで山本支持を表明したというのであるのなら、まあそれも選択肢としてはあるかなと思わないでもない。
須藤ならば議員を辞めても他の仕事で糧を得られるであろうから、それだけに先行きの見込みのない立憲でくすぶっているよりはいくらかマシかもしれない。
だけど須藤のこれまでの言動からすると純粋に「山本がいい」と考えているように感じられるのだよなあ。
山本のどこに真を感じるのだろう。
まったく理解できん。
改めて須藤の離党表明時のコメントを見返す。
「山本の消費税減税の考えに共鳴して…」
ん?
都知事選に出馬する山本を応援するにあたって消費税?
都政と消費減税って関係ないじゃん。
なんだ須藤がただの阿呆ということか。
ちょっと安心。