最初に買ってみたいと思ったのが準決鮮やかだった鈴木庸で、2日目ラインを背負いながらの追い込み2着も勝負に賭ける気持ちの強さを感じたのだが、準決のタイムはさほど良かったわけではないし中団を取るにしても捲るにしても勝ち切るほどかというとやや疑問。

 展開次第の部分が大きく本命とするには不安が大きい。

 

 次に考えたのは、伊早坂と蒔田が主導権争いとなったときの長島=隅田の捲りだが、しかし蒔田も何が何でもの逃げ争いするほど若くもない。GⅢ決勝など今後どれほど機会があるかも知れず、ブン駆けるまではないのではないか。

 蒔田が控えて伊早坂の先行となったときには、長島は良くて6番手で、そこから山賀や渡邉の抵抗を凌いで捲り切るのは難しそうだ。

 

 じゃあ蒔田が3番手、あるいはペースで駆けられたときの南関ライン、ということで蒔田が1、2着に残るようなら高配当も見込めるし、これで行こうとほぼ決まりかけたのだが、そこで疑念が起きる。

 千葉の3車、みんな勝ち上がりのレースが良過ぎたのだ。

 連日仕掛けている蒔田はもちろん。準決で外々を回されながら粘り込んだ山賀も、やはり準決、技術で凌いだもののそこそこ長い距離を自力駆けすることになった渡邉も、3日目までに脚を使わされて疲労が残っていたりはしないものか。

 考え過ぎのような気もするが、本命筋になっているだけに迷いがあっては買い辛い。

 他が関東地区なだけに3車で番手捲りもあり得る南関ラインはマークされることにもなるだろう。

 

 で、結局消去法的に残ったのが伊早坂=山下となった。

 

 蒔田が前に出たところで、伊早坂が一気に仕掛けて、それで後ろを離すような先行となったときには山賀らと長島、鈴木庸が絡んだりしてそのまま逃げ切っちゃうっていうのはあるんじゃないか?

 

 展開の恵まれを要するだけに絶対視はできないが、そこそこ高配当も見込めるだけに割は悪くない。

 

 伊早坂と山下の折り返しから、以下の混戦期待しての予想だけに3着は誰が来てもおかしくないってことで全流しとする。

 

青森 国際自転車トラック競技支援

決勝12R 予想

 

3連単

伊早坂=山下→全