いろいろ情報を見た限りの推測ですがね。
そもそも日本においては当初、本当に過度なPCR検査が不要だったと思うんだな。
最初のCT検査の段階で肺炎がウィルス性か菌性かというのと状態を見きわめて、必要なぶんだけPCR検査をするという形。
CT検査の技術が進んでいるぶん、菌性の振り分けがしっかりしていて、そこがなんでもかんでもPCRという他国とは違っていた。
この方策のおかげで重症コロナ肺炎患者に医療を全振りできて、それが死者数の少なさに関係していた部分はきっと大きいはずだ。
このところ政権側がPCR検査を増やす方向へ方針転換したのはそうしたフェーズが一段落したということなんだろう。
重症者が減少傾向というか対応への見込みがついたから、今後はPCR検査拡大することで無症状感染者を見つけ出して隔離治療することによって、根治を目指そうという段階。
ただ、これまでの医療現場は「直接命に関わらないムダなPCR検査は避ける」という方針でやってきたわけで、そうした大きな流れを急転換することは難しい。
医療最前線がメチャ楽になっているわけでもない。
そんな感じなんじゃないかなあ。
緊急状態を抜けたっぽい今になってから焦ったところでいいことはないし、徐々に方向転換すればいいんじゃないの?
たぶん政府自体も長期的な根絶ってのを見据えて、緊急事態解除とPCR検査拡大を両方向で進めて行こうって感じなんじゃないかな。
それでいいんじゃないかと思いますよ。