「コロナウィルスは武漢の研究所から流出した」なんてシリアスな話を、いくらトランプ大統領でも確信めいたものの無いままに言うとは思えず、なんらかの証拠につながるような事象があるのだろう。
仮にそれが誤りだったとしても、イラク・フセイン政権の大量破壊兵器のごとく、いったん言い出したからには「事実」として押し通すしかない。
コロナウィルス騒動が終息すれば、次に課題となるのは経済の回復で、そのときの口実として中国犯人説を言い始めたものと思われ、まずは中国への巨額賠償請求ということになるんだろうが当然中国が応じるわけはない。
そうなったときにアメリカの取る手段は何かといえば、経済回復の特効薬として戦争が利用されがちなのは過去の歴史が証明していることであり、アメリカが中国との真っ向勝負に出るのか、とりあえず北朝鮮とかイランあたりとやりながら平行して中国と交渉するという形になるのか、大小の差はあれど戦争が起こる可能性は極めて高いように思える。
アメリカとの間で全面戦争になりそう、となったときに、中国が何をやらかすか見えないのはかなり不安な要素で、「アメリカに武力を見せつけるため」といきなり日本に核ミサイルをぶち込んでくるなんてことだってあり得そう。
そんな死に方は嫌だなあと心底から思うものの、じゃあ避けられるのかといえばそんな手段は持っておらず、ただただそうならないことを祈るだけなのである。