また昨日も東京は47名の感染拡大ってことで、「どーせたいしたことない」と高をくくっていた私としては当初の見立ての誤りを認めざるを得ない。

 

 東京五輪延期決定から急に感染発覚者が増えだしたことで「政府の作為的なもの」というような声が挙がっていて、まあきっとそうした面はあるんだろう。

 

 ただ、たとえば昨日の「47人」てのは別に昨日検査して発覚したってわけじゃなくて、その以前から検査していたその結果を昨日発表したってことなんでしょ?

 テレビを見ると「先の三連休で感染が増加したのかも」なんて論調も見かけるのだが、それを反映した感染増ではなくて、もっと前に感染したものだと思うのだがどうなんだろうか。

 

 小池知事の最初の会見での語り口からすると、この感染拡大を事前から知っていたようにも感じられ、発表数自体がかなりコントロールされたもののような気がする。

 安倍&小池の連携の良さも、もともと予定されていたっぽい風でもあるし。

 

 そうして見たときに41とか47っていう数字は、恐怖を煽りつつもパニックにまでは至らない、実にいいところの数字のようではある。

 

 だってさあ、やっぱりおかしいじゃん。

 先に感染のあった日本が、イタリアやアメリカあたりよりも後になって感染拡大ってのは間尺に合わないもの。

 

 で、ある程度の状況を把握した上で、政府としては危機感を煽ることで今以上に感染拡大を防ぎつつ、それと同時に緊急対策本部立ち上げ&安倍総理の緊急事態宣言発表の既成事実をこの際にやっちまおうという算段なのではないか。

 

 で、政令を発する以上、政府の面目を保つためにも事態は収束に向かわねばならない。

 その辺の結末まですべて準備済みでいろいろと発表していたりするんではないかなあ。

 

 今日はまた80人ぐらいにまで伸びて、いよいよ危ないってことで「土日に合わせて」緊急事態宣言を出して、で、月曜には20とかの発表で「みなさんが政府の宣言に従って自粛したおかげで感染拡大は防げました」みたいなストーリーが用意されているのではないかなあと、特別な緊張感の受け取れない総理や知事の会見を見て思ったりする私は、やっぱり楽観的に過ぎるのだろうか。、