安倍応援団筆頭みたいな存在だった百田尚樹。

 しっかりフォローしていたわけでもないので理由はよく知らないけど最近は反安倍に態度を変えたんだっけ?

 

 もしそうだとしたら、そんなにコロッと転向できるってことはつまり、もともとの「安倍応援」っていうのも何かしっかりとした芯があったわけではなくポーズとしてそういうふうにしていたんだろう。

 

 是々非々で、これまで是が多かったものがだんだん非のほうが多くなってきたというのなら分かる。

 だけど小林よしのりなんかにもあてはまるんだけど、いったん反目に回るとその相手について何から何まで批判するようになるんだよなあ。

 そういうのが私からするとよくわからない。

 なんでみなさん、100%の敵か100%の味方、そのどちらかの立場を取りたがるんだろう。

 

 そんなのあり得ないだろう。

 100%好きとか100%嫌いとか、そんなんある?

 自分自身のことだって100%なんてなかなか言えないのに。

 

 まあ言論を飯のタネにしている人々は、そうやって旗幟鮮明にしたほうが仕事が回ってきやすいっていう事情もあるんだろう。

 ツイッターのような短文だと、どっちか一方の意見しか書けないっていうのもあるのかな。

 それでもいったんは支持していたものからゴロっと反対側の意見になるっていうのは自分の中でどうやって折り合いをつけているのか。

 支持していた以前の自分に対し、自分の中でどのようにして落とし前をつけているのだろう。

 

 全く180度考えが替わるほどに怒るような何かがあった?

 それなら個別の事情として分からなくもないけれど、でもなんかそういうのって言ってて自分で自分のことが哀しくなりそう。