萩生田文科大臣、「身の丈」発言はもちろんながら、加えて私として気になったのが、W杯の盛り上がりを受けての今後のラグビー振興に関する発言で

 

「国民がラグビーの面白さを理解しはじめている」

 

というところ。

https://www.sankei.com/sports/news/191105/spo1911050014-n1.html

 

 

 微妙なニュアンスなので伝わりづらいというか同意を得難いとも思うのだけど、「面白さを理解しはじめている」っていうのがどうもね。

 国民が無知であること前提で話しているようで(いやまあ実際に私自身も無知ではあるんだけど)どこか突き放したような冷たさが感じられるんだよなあ。

 優しさや愛嬌が感じられない。

 

 自分はそこでいう国民からは一歩離れたところにいるというような上級国民を気取った感じっていうの?

 きっとそういう意識からの言葉ではないと思うのだが(本心はともかく)、もっと人の上に立つ政治家としての言葉があるんじゃないかと思うわけですよ。

 

 「これだけ盛り上がったのだから皆で力を合わせて次につなげていかないと」だけでいいところを、無駄に「理解しはじめた」なんて言ってしまうのは、やっぱり表に立つ人間としてふさわしくないんじゃないかなあ。

 

 あくまでも個人的な感覚に過ぎないのだけど、うん、大臣なんてやるよりは二階俊博の後釜でも狙って下働きを続けるほうがいいと思いますね。