太平洋戦争の何が問題かといえば負けたことなのである。

 意地だけで、というのにシンパシーを感じる自分がいるのも確かなのだが、敗戦後の流れをみてもやっぱり戦争における最悪の事態は負けることなのだ。

 

 逆に言えば「絶対に勝てる」という確証があるなら、むしろやらないほうがおかしい。

 これは単に敵方に勝つというだけでなく、敵方に勝った後の世界情勢まで考えた上で、なお我が方に利があるということでなければならない。

 まあ大量に敵方を殺したときに世界を納得させられるだけの理屈をつくり上げるのは難しいので、結局はほぼほぼ「戦争はダメ」ということになるんだろうが、そういうところまで深く考えることなく単に「戦争反対」なんて言っているのを「お花畑」という。

 

 「日韓友好」なんてのもそう。

 友好関係を持つことの利点は何なのか。

 たぶんきちんとした説明のできる者などいない。

 だって、友好を結んで良い事なんて、少なくとも日本側には何一つ無いんだもの。

 

 ややこしい話は抜きにして、単に人間関係からして彼らと我々では付き合い方の文化が違う。

 韓国人みたく友人だからといって、喫茶店で溶けかけたアイスクリームを一緒につつくことできる?

 私は嫌だ。