この年齢になると新しいものを受け入れるのはどこか面倒臭くって、ONE OK ROCKというのも名前は以前から認識していて、ベビーメタルと同じ事務所だとか弘中アナの交際相手とか私の好きなものとの関りもそれなりにありながら、わざわざ聴いてみようと思うことはなかった。
ホントに良いものならそのうち耳に入ってくるだろうし、そのときに判断すればいいやってなもんだ。
そうやって耳に入ってきたあいみょんとか米津玄師とかってのは、まあなんというか、若い子たちの入門書としては悪くないんじゃね?って感じかなあ。
ともかくそのぐらいの認識でいたONE OK ROCKの誰だったかが「アメリカでもロックって死んじゃってるので」というようなことをラジオ番組かなんかで言ったという記事をたまたまネットで見かけたわけよ。
その発言自体にはふーんってなもんで特に怒りも賛同もないのだが、気になるのは「死んだ」っていうのがどういう意味なのかってことなんだ。
商業的に成功していないって意味で言ってるのだとしたら、ちょっとそれはどうなのかなあとは思う。
これから上がっていこうという若者ならあんまりそういうことは言わないほうがいいんじゃないかなあ。
表現者なんだから他が成功してようが失敗してようが、俺は俺でいいじゃん、と。
まあ実際に発言場面を見聞きしたわけではないのであまり断定的なことは言えないわけだけど。
私なりのロックの定義は「ギター、ベース、ドラムを最小単位としたバンドによる演奏」ということにしてしまっているので、ロックが死んだなんてことは思わない。
良いロックバンドとダメなロックバンドがあるだけだ。
まあでも改めて思えば(最近のアメリカ事情にはとんと疎いのだが)テレビなどを通して見聞きするアメリカのアーティストというとラッパーだとかよく知らないけど歌姫だとかそんなんばっかだから、彼らが「ロックは死んだ」というのも間違っちゃあいないのかなあ。
だけどいいじゃん。
君らはロックバンドなんだから(いまもなお聴いてはいないんだけど)