きのうあたりから貴ノ岩が日馬富士を訴えた件が報じられているが、これが私にはよく分からない。
すでに日馬富士は罰金刑という形で暴行は認められているのだから、貴ノ岩側は法的には名誉回復されているわけで、それでもなお民事に訴え出るということは、つまり「お金が欲しい」ということなの?
大相撲の力士が「殴られた」から「おカネが欲しい」って?
どうにもピンとこないというか、闘いの神に列する者としてそれでいいの?
このへんは日本人とモンゴル人の感覚の差なのか(もしくは仮に裏で糸を引いているとしたら貴乃花ということか)。
日本的な感覚からすれば、格闘家が殴られてケガして休場ってことがそもそも恥ずかしいことであって、そんなことは引きずりたくないとなりそうなものだがなあ。
繰り返すが、日馬富士は刑事罰を受けて引退したのだから、この件について法的には全面的に貴ノ岩が正しいと結着したわけで、それ以上話を引っ張るというのは名誉云々の問題ではない。
単にカネが欲しいっていう、だったら土俵で稼げよと、私としては白けた気分にしかならない。