「感心した」と言っては不適切なのかもしれないが、職を辞して裁判で争う姿勢を見せた福田元事務次官も、「いったん握りつぶした」と恥をさらしつつセクハラ告発したテレビ朝日も、最良の手段だったんじゃないかな。
まさしく「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ってやつだ。
テレ朝がゲロったことで福田の立場は厳しくなったようにも見えるが、しかし継ぎ接ぎの音声を公開した新潮社に名誉棄損は問えるわけだし、想像するに新潮社が記事にするために盛った部分は少なからずあるだろうし。
女性記者を呼び出して2人きりで会食したという時点で福田になにがしかの下心があったには違いないし、記者側も「音声を隠し撮り」しなきゃいけないほどの危険を感じながらも求めに応じていた裏には功名心なりがあってのことでどっちもどっちとの思いはあるが、まあでも今のモラル基準でいえば「古臭いセクハラおやじ」として福田が断罪されるのはやむなしなのだろう。
それでも職を辞した今、あとは被害女性側に直接謝罪すればそれで十分なんじゃないのかねえ。
セクハラへの認識が甘い?
いずれにしても、繰り返しになるが身を切って次のステップを目指した福田もテレ朝も好感を持って見ている。
一方、やっぱり糞だなと思いを新たにしたのが野党の連中で、コイツらいったい何なの?
週刊誌報道に乗っかって騒ぎ立てるだけしかできない無能連中。
今度は「任命責任で麻生辞任」か?
おめえらじゃあ追い詰められねえよ。
ネタ収集能力もなければ論理的な戦略の構成もできない。
天下国家を論じることなくただただ目の前に落っこちているネタを拾って安全な場所から吠えるだけ。
両者が身を捨てて攻勢に出たことをまるで自分たちの手柄のような顔をしている厚顔無恥ぶり。
そんな自分らの間抜けさバカさに気づいていない風なのがこれまた不愉快で仕方がない。