どうなんだろう。
ちょっと私には現段階では結論が出せない。

大相撲の巡業中、倒れた市長の救命処置のため土俵に上がった女性に対して「女性の方は土俵を下りてください」とアナウンスした件。

「人命と禁則とどっちが大事なんだ」との批判は分かるが、じゃあその女性じゃなければダメだったのかというとそういうことでもなかろう。
「倒れた人間を神聖な土俵の上から早くおろすべき」なんて考えの人もきっといるだろう。

土俵に上がった女性はもちろん善意のみの行為であったろうし、看護師の資格を持っていたというからその使命感もあったんだろうが、結果的には倒れた要因はくも膜下出血だっけ?
男とか女とかいう以前に、そもそも心臓マッサージなんかしてアタマを揺らしちゃダメなわけで、そう考えたときには結果論ではあるけれど女性の行動が100点満点だったとも言い難いわけだ。

それはともかくとしても、まあ相撲協会側は変に世間におもねることなく、伝統堅持で「女人禁制」を言い続けて、それが世間に受け入れられなければ自然と淘汰されていくってことでいいんじゃないかな。