自力型の中で準決の動きがもっとも良く見えたのは山中だが、この決勝は位置取りのできる三谷が取鳥の先行の4番手をすんなり取れそうだから、そうなるとどうだろう。
 三谷より先に仕掛けるといったって取鳥の先行も良いから、これがまだかかっている早めにの段階からロング捲りを仕掛けけたところで相当脚を使わされそう。
 
 そうなると普通に三谷の中団からの捲りが決まりそうだなあ。
 絶体絶命の状況から山中の仕掛けのおかげでなんとか脚を伸ばすことができたあたり運もある。
 ただ、地元奈良記念とGⅡウイナーズカップとの間の開催ということもあるのだろう、あまり動きが良いようには見えないのは確かだが…。

 それでもやっぱり三谷かなあ。
 だなあ。

 取鳥番手の柏野もやや上昇気味とはいえ、三谷の仕掛けを捌くほどのデキにはない。
 井上はいつも通りの展開待ちになりそうだし、そうなれば三谷は山中の仕掛けだけに気を付けて、そこに合わせて出るだけの簡単なお仕事だ。

 ただ本調子ではなさそうなだけに、三谷番手・志智の逆転ってのはあるかも。

 初日が案外だったのは気掛かりだが、それでも準決で柴崎の先行をギリギリのところまで残しにかかったあたり、この半年ぐらいの好脚をここでも期待していいのではないか。

 さて予想の方向性は決まったが、ここからが悩みどころだ。

 まっとうな予想なら三谷=志智から行くべきなのだが、前回名古屋記念が浅井番手の吉田から薄めで決まったことを考えると、ここも同様に志智の頭に絞りたい気持ちもある。

 どうしようかなあ。
 でも当てに行ってハズレはキツイので、三谷アタマならしゃーないと諦めることにして、志智から行ってみることにする。

 相手筆頭はもちろん三谷。
 あとは準決同様に井上の捲りのスピードをもらって突っ込む園田が有力になるか。

 山中の捲りに乗ってくる福田ってのも配当的には面白いが、差し比べで園田より前にくるイメージが湧いてこない。
 ただ井上が完全不発となったときには園田もその巻き添えを食う可能性もあるだけに、福田も買い目に入れておくことにしよう。

 取鳥の先導で前を行く中国四国勢は捲り展開になったときには出番は薄そうだ。


玉野記念 決勝予想
3連単
志智→三谷、園田、福田→三谷、園田、福田