競輪については予想の最後に「稲垣がやり過ぎての落車失格」みたいな余計なことを書いたということは、無意識のうちにそういう予感もあったのかなあ。
仮に平原&稲垣の落車&失格を予想に採用した場合だと、ごちゃつかずに前を行ける横山先行の番手、長島が有利には違いなく、これをアタマ固定として、あとは平原稲垣と無理めの先行になるであろう横山を外した残りの5人に流せば、たった20点ばかりの車券で7万円の配当となったわけだ。
そういうのが神予想というのだろうが、私には残念ながらできないしやる気もない。
落車前提の予想でたまさか当たったとしても、それをアテにするようになれば予想自体が荒れて、長い目で見ればマイナスとなるに違いないのでね。
無理目の大勝負を避けたことだけが唯一の救い。
しかし平原、なんであんな中途半端な感じで上がっていったのかなあ。
あれじゃあ稲垣も意地になっちゃうだろうに。
ただ昨日、競輪のハズレ以上に不愉快だったのが都議選だ。
都民ファーストなんでグズグズになるだけだろうとの考えから、私は自民候補に投票したわけだが、ある意味同様だか結果としては真逆で、「自民だけは嫌だ」と都民ファーストに投票した人は大多数だったということか。
これが単なる風であったなら、次の選挙までに都民ファーストの有象無象は吹き飛ばされるだろうし、生き残るとしたらそれだけ都政がうまく行ったということなので、それはそれで良いことなのだが、ひとつ懸念も。
都民ファースト圧勝の要因は、公明党の選挙協力によるところが大だったのではないか。
都民ファースト候補者が2人出馬の選挙区できっちり2人に票が分かれて当選を果たしたというのを見ても、単なる風ではない組織力が見受けられ、それができるのは素人集団の都民ファーストではなく、選挙のプロである公明党=創価学会だ。
そういえば知人が先週、東京駅で大阪から来た学会員に道を聞かれて、別れ際に「選挙よろしく」なんて言われたなんてことをいっていたが、そんな感じで全国から学会員が動員されて、その組織力のおかげで都民ファーストが勝利した……。
なるほど、公明党が「国政と都政は別」と自民から離れたのは、じつは自党の勝利のためなどという目先のことだけではなく、国政において安倍独走にやられっぱなしであることへの意趣返しだったのか。
公明頼りで自民候補の選挙力が低減していることをこ機会に見せつけて、国政でも連立与党としての発言力を高めていこうと、そんな戦略によるものだったのではないか。
都政については「まあまた次だ」と楽観もしているのだが、国政においては「公明との連立解消」こそがまっとうな施政行政への第一歩という考えでいて、それがこの選挙結果によって「公明離れ」が困難になりそうで、そのことが不愉快で不愉快で仕方ないのである。