慶大生の集団レイプのニュースを見て、なんかあたりまえのように受け止めていたのだが、改めて自分の大学時代…もう30年近くも前のことになるのか。
 それと比べてみたときに「あれっ? 全然違うくね?」みたいな。

 自分の大学時代には、集団暴行どころか、女性を酔わせて事に及ぶということ自体、自分自身はもちろん周囲にもそんな話は聞いたことがなかったんだよなあ…。

 シャレのつもりで後輩の女の子に「おめえ乳デケえなあ」と下乳持ち上げたら仲間うちでめっちゃ非難を浴びたことがあったけど、そのくらい性に対する意識は奥手っていうか純情っていうか、いや律儀だったような気がする。

 むろんセックスへの興味はアリアリだったんだけど、もうちょっと恋愛と近いものだったんじゃないかなあ。
 好きな子へのアプローチということでは合法非合法問わず頭の中で様々なシミュレーションをしていたけれど、好きでもない子と無理やりやりたいとまでは思っていなかった。

 私が鈍感だっただけで周囲はそうでもなかったんだろうか?
 もし私の時代と変わったというなら、その変わり目はいつぐらいだったんだろう。

 でも私よりもっと上の全共闘やらヒッピー文化やら言っていた時代には、フリーセックスなんて言葉もあったようだし、よく分からんなあ。