先日、頂きものの漬物を食した際のこと。
「これ、ずいぶん辛いなあ」と私が言うと、娘が不思議そうな顔で「いや、辛くはないでしょ?」
「おまえ舌大丈夫か?」
「いや、しょっぱいけど辛くはない」
「しょっぱいも辛いも同じじゃないか」
「あぁ、パパはもともと関西弁だからか」
そういわれてもまだピンときていなかった。
どうやら娘が言うには、塩辛いものはではあくまでも「しょっぱい」というのが東京言葉であり、「辛い」というのは唐辛子やワサビなどの刺激物に対して使うものらしい。
どうやら娘が言うには、塩辛いものはではあくまでも「しょっぱい」というのが東京言葉であり、「辛い」というのは唐辛子やワサビなどの刺激物に対して使うものらしい。
もう来年には50になるというのに、そんなことちっとも知らなかったや。
「しょっぱい」って言葉自体はよく使うんだけどもなあ。「しょっぱい真似するんじゃねえよ!」とか。
これを「辛い」に替えて「辛い真似するんじゃねえ」とするとニュアンスが大きく異なってくる。
「しょっぱい」は、相手を愚弄もしくは罵倒する感じだが、「辛い」は「世知辛い」や「狡すっからい」からのイメージでどこか相手のほうが一枚上という感じ。
あくまでも私の印象で、それが正しい日本語かどうなのかは知らないけれども。
しょっぱいといえば、ここ数年ずいぶんとしょっぱい状況にあった小沢一郎。
党名を『生活の党と山本太郎となかまたち』としたときには、「あの小沢がなぜここまで落ちぶれたのか」とこっちが情けなくなるほどで、「かつての側近、東祥三は割腹自殺でも図りやしないか」と余計な心配までしたものだが、ようやく正気に戻ったのか、党名を『自由党』に戻すというか変えるそうで。
しょっぱい小沢がかつての辛い小沢に戻るのか。
もはや時すでに遅しなのか。
ちょこっとだけ注目したい。