昨日の昼間、どっかで大坂なおみのテニス中継やっていないかとテレビの番組表を探すと、BSTBSでやっていた。

 実況・石井大裕、解説・沢松奈生子というあさチャンでおなじみの顔合わせで、あさチャン同様にハイテンションな中継になるのかと思いきや、案外と抑制の利いたまともなものだった。
 石井ファンなだけにちょっと残念な気もしたが、まあそれがTPOをわきまえたまともな在り方なのでしょーがない

 大坂は残念ながら1セット途中で肩をおかしくしたようで、完調ならば勝てたとは言わないものの、序盤は見応えのあるプレーも多かっただけに本調子での大舞台を見たかった。
 まだ18歳と若く、まだまだ何度もチャンスはあるだろうから今後に期待をしたい。


 ところで、大坂は、たしか国籍選択は21歳までということで、現状はアメリカと日本の二重国籍状態なのかな。

 だけどそれって全然問題ではないのだよね。
 要は、テニスというスポーツ競技を楽しむために、応援するためのとっかかりとして「日本籍」という記号があるほうが感情移入しやすいというだけのことなんだから。

 
 このことから言えるのは、じつは二重国籍自体は大きな問題ではないということ。

 蓮舫の二重国籍問題に対し、「批判するのは差別意識の表れだ」などと言う輩をいまだに目にするが、とんでもないすり替えのインチキな言説だ。

 二重国籍を問題視しているのではない。
 蓮舫という個人が、台湾国籍を持っていたなら正式な日本国籍はなかったハズだが、中台の微妙な関係により曖昧な状態にあったためそのことをはっきりさせないままに、あろうことか国会議員となり、さらに党の代表とまでなろうとしたことを問題視しているのだ。

 本人の言をそのまま受け取れば、じっさいに意図せぬことだったのかもしれない。
 ただそれでも、限りなく黒に近いグレーな状態にあったことには違いなく、そのことに対するケジメは「台湾国籍を抜きました」だけで済むことではない。

 いったん身を引き、改めて選挙による信任を受けることこそが唯一のケジメなのに、それをやろうともしないでのうのうと居座るその態度を、蓮舫を批判する人間たちは問題視しているのだ。

 つまり問題は二重国籍にあるのではなく、蓮舫個人にあるということ。

 このことに対して差別云々の言を弄して反発する人間は、ただの民進党シンパか、反日本主義者か、ただのバカかのいずれかに違いない。