あーあ。
 昨日の夕刻までは「宇都宮は出馬の意向」との報だったので、彼の政治思想はさておき「理に沿いとげようという姿勢はあっぱれ」と評価していたのだが、結局降りるんかい。

 しょせんは共産主義者だな。

 共産主義、社会主義なんてものは、平たくいってしまえば、持たざる者による持てる者へのやっかみだ。
 
「全ての富を均等に配分すれば誰も損しないでしょ?」という、欲得から発しているものなのだ。

 私は民主主義もさほど良いものとは思っていないが、それでも共産主義よりは高邁な、人間の存在意義とか人権とかっていうところから発しているわけで、そこには哲学が存する。


 結局宇都宮は、欲得が根本である共産主義者だからこそ、自身の理念は簡単に捨てて、自陣営にとって利があると判断して出馬取り下げを選んだわけだ。

 理より利。
 「マルクス哲学を研究しております」などとインテリ面をしていても、共産主義者、社会主義者の本質はこれなのだ。


 これにより鳥越はかなり優位になったわけだけど、なんだかなあ。
 記者会見などの一言ひとことが癇に障る。
 内容以前に口調とか話のトーンが嫌い。

 だいたいだなあ、天皇陛下は御年82の今に至る以前から、健康体調面のため御公務をまっとうできないことへの自省から生前退位のご意向だったというのに、任期満了時には80歳を迎える鳥越が、なんでやる気満々なんだ。
 みっともない。
 わきまえろ。

 てめえの胸に手を当てて考えてみろ。
 80歳の爺さんがトップに立つ社会はまっとうで健全なものなのか?
 ニュース番組などでは「若者が若者が」と言っているんじゃないのか?

 「俺だけは特別だ」ってか?
 ふざけた話だ。