そういやあこんなニュースもあったなあ。

「助けて」 安田純平さんの叫びを無視する安倍政権の非情
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182496


 小2男児は無事生還したけれど、こっちはどうなるんだろうか。

 小耳にはさんだところでは、身代金を払わない場合にヌスラ戦線側はこの安田氏を、イスラム国に捕らえられているヌスラ戦線の捕虜との交換要員にするかもしれないんだって?

 安田氏の身柄がイスラム国に渡れば、そりゃあねえ。
 やっぱり先にも例があるように、バッドエンドとなる危険度は高いんだろう。

 そう考えるといくらかは同情する気持ちも起きるのだが、でも前にも書いたが、日本においては法的に外国で捕らえられた邦人を自衛隊が助け出すことはできないわけで(能力はあるんだろうが)、そんな中、危険地域に行くというならやはり自己責任の部分は大きいという気持ちが強い。
 仮にもジャーナリストを名乗るなら、そのくらいは先刻承知だったろうし。


 あと腑に落ちないというか、もっと端的に言えば気に入らないのが、今回公開された画像で安田氏が持った紙に書かれた言葉だ。

イメージ 1



 そもそも「助けてください」も身勝手だと思うのだが、そこはまあ百歩譲るとして、それ以上に「これが最後のチャンスです」っていうのは何なんだ?

 誰にとってのどういうチャンス?
 安田氏が助かるための?
 だったら「私が助かるための最後のやんす」とキチンと記してもらわないと。

 これだと、なにか身代金を払って安田氏を助けることが、日本にとってメリットになるようにも読めるではないか。

 メリット? ないよ。
 ここで身代金を払えば「日本人はカネになる」と認識されることになり、今後さらに海外邦人が標的とされることになるのだもの。

 やっぱり何度見返しても「これが最後のチャンスです」という物言いは気に入らないなあ。
 そん言葉遣いをする人間がホントにジャーナリストとして仕事してたの? とすら思う。