くだらない笑い話のようでいて、じつは恐ろしい話なのである。
最近「アベ過ぎる」という言葉がはやっているそうな。インターネットで検索すると、女子高生の間で使われ始めたとか。他人の話が聞けない、聞かれたことに答えない&ごまかす。そんなときに▼
(以下略)
まず実態として、流行ってはいない。
それでも、もしやと「アベ過ぎる」をネット検索してみたが、上位に出てくる中には、女子高生に限らずとも個人が直接に発信するものは見当たらない。
出てくるのは「流行っているらしい」という伝聞記事だけだ。
念のため、都内6年制のまあまあ難関校に通う15歳中3の娘にも尋ねてみたが
「あぁ? なにそれ?」と白い目で見られてしまった。
「あぁ? なにそれ?」と白い目で見られてしまった。
オヤジの威厳失墜だ。
これは元々はSEALD’sとかしばき隊界隈で「流行っているらしい」と言い始めたようで、それを赤旗が追い駆けて記事にしたものである。
あまりにバカバカしく根拠のカケラもないために、いまのところさすがに一般紙はまだのっかってはきていないようだが、これがもう少しマトモな装いのものだったらどうか。
安保法制に対する「戦争法」なんていうレッテル貼りにしてもこれに似ている。
どこぞのアホが声高に叫んだ根拠のない、実態に則さないことを、メディアが後追いすることでまるで実態のある言葉のように作り上げていってしまった。
こういうことが左翼連携の中、戦後民主主義の名の下でどんどん作られていった。
現状日本における「平和」や「自由」などの言葉に対する理解が、国家無視の左寄りなのもその“成果”だ。
こうした思想のロンダリングにより、偏った思想が日本人の常識にまでなりつつあるわけで、そうした手法を許さないという意味で、こんなくだらない「アベ過ぎる」なる文言も、敢えて糾弾していかなければならない。