当たらんなあ。
近藤の捲りで狙っていた私からすると、渡邉が早坂に離れることなくついっていって、中近ラインvs東北ラインでガリガリやり合ってもららえば的中の可能性も高まったハズで「何やってんだ、渡邉」との気持ちもあるが、結果として渡邉は2着にまで届いているのだから、それが正解ということ。
外野が文句を言っても仕方がない。
外野が文句を言っても仕方がない。
外れた後で文句を言うのはただただみっともなく、敗戦を受け入れて次に生かすしかない。
広島記念決勝の教訓としては「積極的に二段駆けを狙っているわけではないのに自力型選手が番手となったときは、どんな結果もあり得るだけに大勝負は避けるべし」ということになるだろうか。
みっともない敗者といえば、新国立競技場のコンペに敗れたデザイナーの伊東豊雄と、前案をデザインしたザハ・ハディドか。
決まった後になって「パクリだ」みたいなことを言い出だしたところで恐らくこの決定を揺るがすような世論は起こらない。
なぜなら真っ先に当事者がそれを言ったから。
本当にパクリであったとしても、世間はそれを「潔さを欠く」「負け犬の遠吠え」と見る。
当人は黙っておいて、世論として「パクリ疑惑」が起きるのを待てば、まだ可能性はあったかもしれないが。
民意はもっともっと単純なところで決まっていくものだ。
選ばれた側の隈研吾と、伊東・ザハではまず単純に見た目の印象として、「人の好さそうな隈」「どこか胡散臭い伊東、ザハ」というのがある。
これはもう理屈じゃない。
日本の長い歴史・文化の中で、そうやって刷り込まれてきた習性のようなものだ。
また、テレビのニュースなどで「クマさん、クマさん」と呼ばれていることの印象も良い。
耳から入ってくるのは「隈さん」じゃなくて「クマさん」であり、「クマさん」から連想するのは昔話に登場する金太郎のまたがるクマであり、ディズニーのくまのプーさん。
耳から入ってくるのは「隈さん」じゃなくて「クマさん」であり、「クマさん」から連想するのは昔話に登場する金太郎のまたがるクマであり、ディズニーのくまのプーさん。
それで印象が悪かろうハズがない。
あと決定を下したJSCが「工期の問題」と理由を明確にしたことも大きい。
後から伊東側が「工期は大差無い」なんて言ったところで本当にそうなのかは一般人には分からない。
しかし、JSCが迷いなく断言したことで「伊東案はともかくとしても、とりあえず隈案が工期面で優れていることは信用できそうだ」と受け止めることになる。