ハロウィン……ハロウィンねえ。
私としては積極的に関与しようという気はないものの、かといってさほど否定的な意識もなく、仮装している若者をテレビなどで見ても「楽しそうでなにより」ってぐらいの感想しかない。
若いうちにムダなことなどない。
後になって「ムダな時間を過ごした」とか思ったとしても、それはそれでひとつの勉強だ。
明日になれば日中韓の首脳会談があるというが、「ホントにあるの?」ってぐらいに表立った話題が聞こえてこない。
日本にしてみれば喫緊の課題ではないものなあ。
もちろん対中ということでは大きな問題を抱えてはいるが、明白に中国側に立つ韓国がホスト国である以上、どうせそんな話にはならないんだろ?
北朝鮮の核が主要議題になるとも聞くが、それも現実には「隣の家の飼い犬の鳴き声がうるさい」ぐらいの意味しかない。
金正恩に核をぶっ放す意気地などないことはこのところのふるまいからも見透けている。
で、結局はまたぞろ中韓合同で「日本の歴史問題がどうのこうの」となるんだろう。
面倒くさい。
なんでこんなものやらなければならないのかとうんざりさせられるのだが、つまるところ、日本がアメリカの意向を汲んで「中韓と米の間に立つバランサー」をやらされるということなのか。
バランサーといえば韓国のお決まりのセリフだったが、韓国の中国への傾斜が激しくなったことで、日本が代わりにやらされることになったというわけだ。
ずいぶんとつまらない役回りだが、アメリカの名代として立ち振る舞うことで将来的に、「日本組」をアジアで立ち上げようというのが、目下の日本の戦略ということか。
いわゆる戦後レジームから脱却し、日本が独立独歩の地位を得るためには、遠回りなようでいて一番確実な道ではあると思う。
まずは、衰えつつあるとはいえ未だ世界のトップに立つアメリカの靴を舐め、その手下として信頼を集めて地位を築くという。
ヤクザマンガなどでもよく見かける構図ではある。
しかしそれもヘタを打てば完全にアメリカの属国化、最悪の場合には日本が米中戦争の舞台にもなりかねないわけで、そうならないためにどうすればいいのか。
軽々に結論など出るハズもないが、まずは昨日も記したように、日本人として、日本人であることの美点が何であるかということを1人ひとりがしっかりと考え、それを子どもたちに伝えていくということがひとつの手掛かりになるのかなぁとは思っている。