私が子どもの頃(1970年代後半ぐらい)のメジャースポーツといえば、もちろん野球。
じゃあ次はっていうと、ボクシングとかプロレスだったかなあ(プロレスをスポーツと言うのもなんだけど、見る側においてはそういう認識が多かったので)。
さらに続いてはラグビーやバレーボール、柔道など。
サッカーはその次ぐらいじゃなかったかなあ。
正月になるとなんとなく天皇杯にチャンネルを合わせているけど、他ではまず見ることはないというね。
もちろん地域によってもいくらか傾向は異なるだろうが、日本の平均的なところでは、おおよそそんな感じだったんじゃないかなあ。
サッカーに関して記憶に残っているのは、中学生の頃だったと思うが、近くの高校に「セルジオ越後が指導しに来た」っていう噂が流れたことぐらい。
もう30年以上も前の話だ。
当時、セルジオが何者かもよく知らなかったのだけど、名前が印象的で覚えている。
そのころから、日本のサッカー普及に励んでいたことを思えば、今、日本代表にいろいろと文句をつけるのも当然というか、それを言うだけの権利のある人だと、個人的には思っている。
ともかく、その程度にしか触れてこなかったから、サッカー日本代表戦が国民的コンテンツになってからも、どこかなじめないというか、いまさら気を入れて観るのも面倒だという感覚が強い。
代表戦があればチャンネルは合わせるが、それだけだ。
そんなんだから、他国となるともうまったく、何がなんだかなのだけども、昨日、日本がシリア戦に勝利したという報道を見たところ、この日本の入ったグループリ、外はシリアにアフガニスタンにカンボジア、シンガポールって、どうなの? これ。
シリア、アフガン、カンボジアはご存じのとおり、内戦でなどで政情不安な国だし、シンガポールは人口にして500万人をいくらか越えるぐらい。
そうした国々と、サッカーに専念できる恵まれた環境にある日本じゃあ、そもそも手合い違いも甚だしく、勝って当然としか思えないんだが、そういうことでもないのかねえ。
そもそも難民大量流出のシリアとの試合って時点で、どうしても「サッカーやってる場合かよ」というのが先に立ってしまう。
あるいは、内戦とか難民を騒がれてはいるが、そういうところでもサッカーのできる平和な環境もあるのかなあ、とか、直接試合とは関係のないことばかりがアタマに浮かび、まったく試合観戦に気持ちが入らなかった次第。
まあ素人考えですがね。