ふだん、高校野球に対しては「アマチュアの試合を観ても仕方ないだろう」なんて言っていたのだけれども、地元高校が勝ち進めばこれほど嬉しいものなのか。

 まさか三重県代表の決勝進出が見られるなんてなあ。
 そんなことがあるなんて思っても見なかった。
 
 
 三重高自体は縁もゆかりもないし、学区も遠く離れているのでなんら思い入れは無いのだけれども、それでもやっぱり嬉しいものだ。
 
 「他県の人たちはこんな感覚で甲子園を見ていたのか」と考えを新たにした。

 
 三重県なんて、私が物心ついてからずっと、だいたいの夏は一回戦で終了。
 良くて2回戦ってのがあたりまえだったからなあ。
 

 
 高校生投手の酷使については多く言われることで、大会通して一人で投げている三重高の今井投手も既に限界に達するほどなんだろう。
 
 ただ、「酷使」の指摘については、本人の志向次第だとは思う。
 ここで栄冠を目指すことがひょっとすると人生のクライマックスになるかもしれないわけで、そのチャンスだと考えるならそうすればいい。
 
 逆に、プロ入りのために肩を温存したいという選手がいたならば、それもそれで選択の自由だ。
 他者がとやかく言うことじゃない。
 第三者に過ぎない私としては、ただ、故障の無いことを望むだけだ。
 
 
 まあでも大阪桐蔭相手では贔屓目に見ても6:4ぐらいで分は悪いと思うので、今のうちに歓びの声を記しておきたい。