これは今後に向けてかなり決定的ともいえる話なんだろうなあ。
 
 
 私は不勉強にもこの記事を見るまでマッカーサー・テレグラムなるものを知らずにいた。

 もちろん、竹島が日本の領土であることは、アメリカの機密文書に頼るまでもなく、さまざまな日本に存在する証拠だけでも十分に示されていることなのだけれども、それを主張しても韓国も北朝鮮も認めやしないのがこれまでの竹島問題のやっかいだった点。
 それがアメリカ政府の高官がこういう発言をしていたわけだから、当時の日米の認識がこの文書によって明確になった。

 そして韓国がこれを否定するには、アメリカ政府を否定しなければならないわけだ。
 
 ロビー活動で否定させようにも、アメリカ側がこの文書内容を否定するには、マッカーサー2世という政府高官が誤った認識をしていた、と自国の責任問題にせざるを得ないわけで、わざわざ韓国のご機嫌とりのために自国の過去を否定するなんてことはやらないだろう(と思うが、反面、オバマならもしかして、という疑念も無いわけではないが)。

 今後としては、また日本維新の会の議員がこれを国会で質問に持ち出して、それに対して、まずは安倍首相か菅官房長官が、とりあえず結論は出さずとも「わが国のこれまでの主張に沿うもの」とかなんとか、肯定するような回答を極めて穏便な姿勢で出すことになるんだろう。
 
 そうなったときに韓国がどう出るか。
 
 出方次第で日本の取るべき手段も決まってくるという感じになるんだろう。
 いろいろ物事が動き出すのは今年の秋ごろなのかなあ。
 楽しみに事の成り行きを見ていきたい。