村田諒太の試合を見た。
 
 試合としては悪くないと思いつつも、かつてのミドル級黄金時代、マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズらの試合ってこんなもんだったっけ? とユーチューブの動画を見たらやっぱり全然スピードもパワーも違ってた(苦笑)。
 
 今の様子ではまだ世界は遠そうだ。
 あたりまえといえばあたりまえの話なんだけど、五輪金の肩書きにかなり惑わされていたようだ。
 
 それにしても、1985年当時、ハグラーvsハーンズの試合を日本の地上波テレビで見られたんだねえ。動画のひとつが日本語放送のものだったことで気がついた。

 良い時代だったんだなあ。
 
 
 こういう本物のスポーツなり、あるいは舞台芸術なりを、一時の視聴率になど惑わされず、定期的に放送し続けていたなら、今のようなテレビの低迷は無かったんじゃないかなあ。
 
 視聴率がどうなっていたかはなんともいえないけれど、少なくとも視聴者からの信頼を失うことはなかったのではないか。
 
 おんなじようなバラエティとかばっかりで、せめて芸人出すにしても、しっかりとしたネタ番組やってくれよ、と思う。
 雑談番組とかどーでもいい。
 
 
 「ごちそうさん」が「あまちゃん」以上に高視聴率って時点で、視聴者はテレビから「流行」として提供されるものよりも昔ながらの形のドラマのほうを支持していたということ。
(私は「ごちそうさん」は視てないんだけど)
 流行を作り出す力を、もはやテレビメディアは持っていないのだ。
 そのことを関係者たちには自覚して欲しい。
 
 
 なんて思ってたら、村田の試合の終わったところで、娘にテレビのチャンネルを替えられた。
 ルパンvsコナンみたいなやつ。
 
 それでルパンの曲を聴いて、最近「ルパンのパクリ」ってことで微妙に話題になっている韓流アイドルグループの動画を視たことを思い出した。
 
 完全パクリの出だしから、「これが噂に聞く“病身舞”か」と思わせる気持ち悪いダンスにつながるそのミュージックビデオ。ホントにK-POPって糞なんだなあ。
 
 KARAのスンヨンだけは好きだけど(苦笑)。こればっかりは好みの問題だからしょうがない。