宮澤佐江と鈴木まりやが遂に1011日~13日、SNH公演の舞台に立つそうで、心からおめでとうを申し上げたいと思います。
 
まあ私は握手会に行くわけでも総選挙に投票するわけでもない、まったくライトな宮澤ファンに過ぎないけれども、移籍発表以来、約1年かかってやっと、と思うとやっぱりグッとくるものがある。
 
いずれにしても良い結果につながって欲しいというのはファン心だが、それとは別に、宮澤&鈴木が今後中国においてどのような扱いを受けるのかを見て行くことは、日中関係を測る上で有効だろうとの考えもある。
もちろん、それがすべてではなく、あくまでも定点観測のひとつのサンプルとしてのことだけれども。
 
彼女らがSNHにおいて、AKBグループの先輩としてグループメンバーや中国人ファンたちから尊重されるようなら、これは日本的感情に添うものであり、政治はさておき少なくとも文化レベルでは中国と日本は通じ合えるんじゃないかな、という気がする。
 
江沢民政権以来の反日教育、つまり中国共産党のみが敵視すべき相手なのか、それとも国民レベルで相容れない存在なのか。これは今後の日中関係において結構重要な問題だ。
 やっぱり日本人は、中国文化に対する尊敬の念を少なからず持っているから、どこか嫌いになりきれない部分がある。
そうした親中感覚は持ち続けて良いのか否かが、SNHにおける彼女らの活動によって見えてくる部分があるのではないかと……。
 
そうした文化を尊重するような感覚は、韓国、北朝鮮に対しては一切無いもので、日中関係と日朝日韓関係を比べたときに決定的に違うところだろう。
 
AKBといえば、昨夜BSプレミアムで今年の総選挙のまとめ特番みたいのをやっていて、生放送では見ていなかったこともあって、ついつい最初から最後まで見てしまった。
やっぱり、女の子たちが真剣に一つ事に臨む姿を見るのは良い物だ。
 
そもそもAKB総選挙の投票が真剣勝負なのかやらせなのかっていうのもあるが、まあ真剣に見えるだけでも価値はある。
逆にじゃんけん選抜なんかは本気度に欠けるから面白くもなんともない(見てないけどたぶん面白くないんだろう)。
センター張るぶんのギャラを明確にして賭けでもすれば、視聴者からの見え方も違うと思うのだが、さすがにそれは露悪趣味過ぎるのか。
 
「秋元康や電通、テレビ局の戦略に乗せられている」という批判もあろうが、そんなことを言ったら興行全般、何かしら仕組まれた意図の下で行われているのだから、それら全部、見る意味が無いということになってしまう。
 
総選挙の投票のために何百枚もCDを買うというのはさすがにどうかと思うが……。そういえば、先日、小4の娘が学校で同級生の友だちから「恋するフォーチュンクッキー」のCDをもらってきていた。その友だちは、ぱるる推しでお母さんと一緒に握手会に参加して、2枚買ったCDの余ったのをくれたということらしい。
 
その程度で楽しむ分には握手券も投票拳も非難するほどのことではないと思うし、オタクもそのへんは自重しろよ、とは思う。
やっぱり不当にカネが集まるところは結局、利権目当ての人間が集まって歪なものになってしまうからねえ。
 
今後より一層ぐちゃぐちゃしたものになっていくであろうAKB利権から離れてSNH専任となった宮澤さんは、その意味でも正解のような気がしないでもない。