昨日日曜、近所の図書館へ行って産経新聞を手に取ると、一面に韓国が呉善花氏を入国拒否したとの報が。
まともな国ではない、と改めて思う。
呉氏の著作はさほど多く読んだわけではなく、たまにた金美齢氏と被って人違いをしたりもするのだが、氏の韓国批判の根底には「母国である韓国がよりよくなるために」との明白な意図があるように感じている。
だが、韓国人はこれを単なる「罵詈雑言」としか捉えていないのだろう。処女作『スカートの風』出版の際、韓国では国を挙げての批判が巻き起こったという。しかし、だからといって入国拒否なんて暴挙に出るとは、到底理解できない。
呉氏は暴力的破壊活動を行うテロリストなどでは決してなく、あくまでも言論人なのだ。その入国を拒否するとは、つまり韓国には言論の自由が無いということだ。「今更何をあたりまえのことを」との声も聞こえてきそうだが、表面上は「まともな国」というか自由主義国家であるようなふるまいをするから一層苛立つ。
これが北朝鮮や中国なら「まあそういうこともあるか」との気分にもなるのだが……。
安倍総理は彼の国に対して「価値観を共有できる国」と言うが、「本気ですか?」と問いたい。
一応建前は自由主義、資本主義を掲げているが、現実には、企業活動の現場において技術は盗み放題。帳簿もいいかげん(サムスンなども、グループ全体の利益を本体であるサムスン電子に回し、逆に赤字は別会社に付けるなんてことをやっていて、「過去最大の利益」などと喧伝するのはまったくの眉唾だと聞く)。
さらには国を挙げての反日教育だ。
ところで、今回、呉氏は親族の結婚式に参加するために韓国入りをしようとしたとのことなのだが、呉氏の親族というのは果たして無事に韓国で過ごしているのだろうか。結婚式に招待するということは、親族は呉氏を受け入れられているということなのだろう。
まさか「ベストセラー作家の呉氏なら祝儀をたくさん包んでくれるから」という打算で招待したわけではあるまい。それだったら「カネだけ寄越せ」というのが私の知る一般的韓国人の特性だ。
国を挙げて「親日反韓」と認識されている呉氏の親戚親族となると、一族郎党すべてが良くて村八分、悪ければ有りもしない犯罪をでっち上げられて逮捕監禁でもされそうな印象があるのだが、さてどうなのか。今回のニュースにおける一番の心配事はそこだ。
「さすがにそこまでは」というのは韓国においては通用しないわけで、そんな思いをいままで何度したことか……。
全然関係ないけど今週の『あまちゃん』、おもろそうですね。80年代アイドル時代を知る私のような世代からすると、薬師丸ひろ子と小泉今日子の競演というだけでも豪華極まりないし、ストーリーも月曜からいきなり佳境だしで、一話でも見逃したら後悔しそうだ(さすがにNHKオンデマンドにまでカネ払う気はないしね)。