とりあえず『アームB(強化治療)』で進めると納得はしたものの、
やはり心のどこかに引っかかるものがあった。
1番怖いのは二次がん。
がん治療によって、別のがんに罹ってしまうリスク。
次男の今後の人生、もう病気で苦しめたくない。
悶々としていたある日、
主治医ではない先生が次男のところに来てくれた。
主治医の先生のことはとても信頼している。
でも、いろんな先生の考え方や意見を聞きたいと日々思っていたので、『アームB』離脱について相談してみた。
すると、先生は私の思いも受け止めつつ
「僕たちは治癒率100%を目指したいんです。」
という話をしてくださった。
今、小児白血病の治癒率は8割。
先生方は残り2割に入ってしまうたくさんの子供達を見てきている。
ほんの20年前、白血病は死と直結する病気だったのだ。
なぜ今8割まで治癒率を向上できたのか。
それは、
たくさんの白血病の子供達がうちの次男と同じように臨床試験に入り、いろいろなデータを提供してくれた結果、今の治療が確立できたのだ。
今でこそ研究が進み、8割の治癒率をキープしながらの治験だが、
20年前だったら、治る保証のない治験にだって入らざるを得なかったんだろうなと思うと、とても心が痛む。
そのことに今更ながら気付き、自分たちの事しか考えていなかったことがとても恥ずかしく感じた。
もちろん、次男の気持ちもあると思う。
本当は本人が決めれれば1番いいのだけれど、まだその判断力はない。
ただ、次男の夢は
ウルトラマンになって世界を守ること。
彼の治療データが誰かの役に立つのならば、誇りをもって受けると思う。
『アームB』頑張ろう!
小児白血病の治癒率100%になる日を目指して!