想えば想うほど

君は遠くなる気がして

一度は違う人を愛した

それでも

私の心の中には

いつでも君がいて

もう本当に嫌気がさした

だから、止めたんだ

諦める事を止めたんだ

きっと君も私も

何時か忘れる時が来るけれど

その時まで好きでいたい

例え交わる事が無くても

逃げたって何も変わらない


それが君の口癖だった


それは、


君が逃げたことがないから言えることなんだと


勝手に思い込んでいた


後ろを振り返っても


もう君は居ないけれど


僕は現実(ココ)から逃げずに


ただ真っ直ぐ


君を追いかけていたいと思うんだ



‐雨のち晴れ‐


雨が降っていた


傘は持っていなくて


ただ呆然と立ち尽くした


「一緒に帰ろうか、」


隣で君が笑いながら傘を広げたとき


それが合図のように雨は止んだ


「止んだね、」


そう言って苦笑いしながら傘をたたむ君の手を


掴むことは叶わなかったけれど


「帰ろうか、」


そう言って僕は


君から奪い取った傘を


青空の下に広げてみせた



泣きたくなるほど君を想っても


何一つ届きはしないのに


「どうした?」


それだけで、もう何もかもがどうでも良くなってしまう


ねぇ、私にとってはそれだけ


君の言葉は大きいんだよ、



‐チョコレート‐


口の中に甘さが広がる


形を失くして溶けていくチョコレート


それがまるで私の心のようで


君に渡そうと思っていたチョコレートは


溶けていくのが怖くて


なんでもない、ってポケットにしまったんだ・・