君に言われて初めて気づいた


偽善


そんなつもりじゃなかった


そんな詞すらもう何の意味も持たなくなって


ただ、一緒にいたかった


誰か1人って決めるんじゃなくて


みんなで、だなんて


どれだけ君を傷つけたんだろう


後悔したってもう遅いだろうけど


君に言われるまで気がつけずにいた僕が


きっと1番の偽善者だったんだろうか


手を伸ばして繋ぎ留めておくことしか出来ないなんて


それはこんなにも脆い


これが、偽善と真実の違い


遠くにあるようでとても近い


だから皆が勘違いするんだ


それが偽善なのか、真実なのか。


それに気がつけた君はどれだけ強いんだろう


僕も君のように強くなれるかな、


真実を見失わないように生きられるかな


今の君は、こんな僕を嗤うだろうか


偽善だらけで生きてきた、こんな僕を。


偽りの詞をもらって
上辺だけの温もりをもらって

気づいてる
傷ついてる

真実の詞に手を伸ばして
虚空の幻想に夢焦がれて

気づいてる
届かない

だから

気づいかない
傷つかない

何でも無い振りをして
また今日が過ぎる

また明日も
真実を求めては
偽りをもらって

ただただ繰り返す

それでも嘘にでも縋っていないと

見ない振りして笑ってないと

壊れそう

壊れてしまう

壊れていく

こわれてしまえ……

僕にとって君は
憧れだった

手を伸ばしても掴める筈のない
遠くに居る憧れだった

だから
着いて行ったんだ

お互い素直になれない僕らには分かりやすいだろう?

だから闇だって怖くない
君が歩いた道だから

着いていけば
追い越せなくても
いつかは隣に並べると思ってた

僕らは同じ場所を目指してたんだから

けど……

勝手に着いて来たんだ
構わず行けよ、

そう言って僕らの距離は離れていった


星が綺麗なのに気が付いたのは君のおかげなんだよ

ずっと上を見てたから

もうどれくらい離れているんだろう

夜の芝生に寝転んで見た月は少し滲んで揺れた

あぁ……
同じ場所に向かってたんじゃない

僕は君に向かってたんだ

また走り出すよ
また少し遠くへいってしまった君へ
少しでも追いつきたくて

ねぇ、次また向かい合うときが来たら
僕は君に言おう

「憧れるのは、
   もうやめる。」