気づいた時には


君だけ後ろを歩いていた


少し前を歩く僕らの場所は明るくて


優しくて 暖かい


『ねぇ、君もおいでよ』


「何してるの?置いて行くよ?」


誰かの声がした


同じ場所にいる、誰かの声が。


僕は結局声に出せずに


君を置いてまた歩いた


どれだけ楽しくても


どれだけ暖かくても


それでも想い出すのは


あの時に声をかけられなかった


冷たい空気と


思いを失くした君の表情



痛いから


見ないふりをした


見ないふりをしてたら


本当に見えなくなった


見えなくなったら


忘れてしまった


それでも失くなったりなんかしなくて


いつまでも


いつまで経っても


消えずに残る


君の放った詞と共に


僕の1番が君だとしても

君の1番が僕とは限らない

それで良いんだ

僕が君の1番になれなくたって

君が僕の1番になってくれるなら

裏切られたって

騙されたって

きっと変わらない

僕はまた笑って赦すだろう

大丈夫だよ、

その度に悲しく笑う君に

どうしてもっと早く気が付けなかったんだろう

僕たちの関係は

いつから歪んだんだろう

またいつか君に出会えたら

僕はまた笑って言うだろう

大丈夫だよ、

もう元には戻れないから