タイトル


「ONE PIECE」を更新します。
今週は表紙&巻頭カラーで登場しました。

今週号のジャンプで「ONE PIECE」が2話体制になるのは分かっていましたが、正直軽く考えていました。
映画の宣伝を兼ねて新キャラの“金獅子”のシキを簡単に紹介する様な作品になるんじゃないかと漠然と思っていたのです。
いや…甘かった!!
何かもう、近年まれに見る読み応えとその情報量に圧倒されてしまったのですよ!

現在、TVアニメでも連動企画が動いていますが、こんな漫画を読まされたら、原作本編でもしっかり出して欲しくなってしまいました。
将来的にはどうなるかは分かりませんが、劇場版と原作本編も連動させて欲しいですね。

と言う事で、情報量がやたらと多い第0話をレビューしたいと思います!

ガープ


舞台は大海賊時代幕開けより約3年前。
まだルフィが生まれる前の海軍本部から始まります。
新世界エッド・ウォー沖にてロジャーと“金獅子”のシキが接触したとの情報を受けて、ガープ中将が動いたらしい。
どうもこの頃からガープは中将らしいのだが、本人は自由にやりたいらしく出世は望んでいないとか。
おつるちゃんなんて呼んでいるところを見ると、彼女の地位はまだ低いんでしょうか?
前を歩いているのは赤犬?
サウロといい、このあたりはサービス精神旺盛ですね(笑)。
この当時はコング元帥というのが一番上にいるみたいです。

まあ、こんな調子で書いていると色々キャラの名前を出しているだけで終わってしまいそうなんですが、とにかく総登場キャラ数が多いんですよ!
場面が変わってロジャー海賊団が出ていますが、そこでも若き日のシャンクスやバギーが登場しています。
クロッカスさんもちゃんと出ていますし、この頃のレイリーには凄みがありますね。

シキ


手を結びたいと考える“金獅子”のシキとあくまでもやりたい様にやりたいと考えるロジャー。
結局、シキの申し出をロジャーが断った事で大戦争になってしまったらしい。
この時、シキの方は大艦隊の大親分という事になっており、戦いもシキの方が圧倒的に有利でした。
が、突如荒れ狂う天候に救われてシキの大艦隊の半分を海に沈め、さらにシキを襲った不慮の事故のせいもあって「エッド・ウォーの海戦」は痛み分けになったそうです。

頭


で、どうもこの時に、頭に蛇輪が刺さったとか。
つーか、アニメの設定を見た時、何つー髪型してんだと思ってましたけど、髪の毛じゃなかったんですね(笑)。
この2年後にロジャー海賊団はグランドラインを制覇して、ロジャーは海賊王と呼ばれる事になったのですが…。
その後失踪して1年後、ロジャー逮捕の報が流れたのです!

このいきさつは以前レイリーが語りましたが、どうもシキは怒りが収まらなかったらしい。
自分が認めた男が逮捕されるなんてあってはいけない事だったのだ!
マリンフォードで大暴れしたシキは、結局ガープとセンゴクと戦いインペルダウンに投獄!
この時、マリンフォードを半壊させたらしいのだが…センゴクが戦っているのは見たことないんですけど、やはり何か能力を使うのでしょうか?
この時の姿を見ると、ガープともいいコンビに見えますね。
グランドライン雲に届く秘境“メルヴィユ”。
そこでDr.インディゴが何かを発見して、それをシキの計画として実を結ぶのに20年かかると言うのだが…?

この大前提を頭に入れて劇場版を見るとより理解出来るのでしょうか?
劇場に行くと、今回の話を収録したコミックス0巻が150万人限定でもらえるらしい。
何となく、将来DVD化されたら特典につきそうな気がしますけど、確実に手に入れる為には劇場に行くべきでしょう。

いや~それにしても本当にサービス精神旺盛な第0話でした。

七武海


かくして、ロジャーは死に、大海賊時代が訪れるのです。
ここに7人の姿がありますけど、ドフラミンゴやミホークが随分若い感じがしますね。
ドラゴンの顔にも例の模様がないみたいですし、モリアは…あんまり変わらないかな?(笑)
後ろ向きの女性はエースの母でしょうか?

ハンコック他


で、ここからがオールキャスト勢ぞろいといった感じで、見所だらけなのです。
トンジットさんなんて、ここで見るまで忘れてましたよ…。
つーか、デュバルの顔は呪いなのかよ!(笑)
ハンコックが子供の頃から可愛いのはいいとして、姉妹も随分と愛らしいですね。
この後ろ向きがちょっと気になるのですが…一人だけ別人みたいな姿って事はないよね?(笑)

その後、シキは脱獄するのですが、どうもこの時に両足を切断したらしい。
海楼石の枷から脱出するにしても、また随分と大胆な事をしたものです。
この時のインペルダウンの署長は不明ですが、マゼランは副署長だとか。
一体どんな大物が署長をしていのかも気になりますね。

状況からして、シキの両足には自身の名剣「桜十」「木枯し」が付けられたのかな?

エース


で、またここから細かい情報の嵐が!!
ルフィはまだ生まれていませんが、エースのまだ言葉も話せない頃が描かれています。
道場の話は…ゾロのエピソードか?
最後にヤソップも出ていますが、この時に初めてシャンクスと会った様です。

ロビン他


で、もう勘弁してくれとばかりにキャラクターが登場しまくりです!!
これは出てきた順番に描いているのかな?
このページでは唯一、ルフィの仲間ロビンが登場しています。
年齢的に考えて、フランキーよりも若いはずですね。

ラブーン他


で、次のページではさらに7場面が登場!!
懐かしの箱の人もさることながら、はっちゃん可愛いじゃないか!
魚人というより、ただの蛸だなコレ(笑)。

脱獄したシキは白ひげとも交流があったらしい。
しばし姿を消して、いつか海賊の本当の恐さを見せてやると言っているのだが…それが今回の劇場版になるのでしょうか?

計画






タイトル


「ONE PIECE」を更新します。
今週は表紙&巻頭カラーで登場しました。

かねてから告知されていた様に、今週は劇場版との連動となる第0話と本編の2話掲載になっているのですが、巻頭カラーで第0話が掲載された関係で、本編が中盤以降の掲載という「ONE PIECE」としては極めて珍しい現象が起きています。
まあ、掲載位置が上がった下がったを気にするような作品ではありませんから、それは別にいいのですが…。
何というか、2本を読んでかなり衝撃を受けたのですよ!
何つー情報量の多さなんだ、と!!
特に第0話ときたらちゃんと語ろうとするといくらでも語れそうな気がします。
そんな特別編を用意しながら本編の方も全くテンションが落ちないのですから…もうさすがとしか言い様がありませんね。
まずは久しぶりに出てきたアイツ等に驚いた本編をどうぞ!


シャボンディ


マリンフォードの激闘が続いている最近の「ONE PIECE」。
今週は久しぶりのシャボンディ諸島から始まりました。
海軍VS.白ひげの映像は映像電伝虫で各地に流されている様で、ここでも大画面を通して多くの人々が見ていた様です。
しかし、映像が途中で途切れた事で、情報が中途半端に伝わった形になってしまいました。
「海軍と白ひげが密約」
「白ひげが仲間を売った」

この情報の真偽がハッキリしないまま途切れてしまったのでは、見ている方としてはすごく欲求不満になりますね(笑)。

で、そこに“この男”が…!!
ルフィたちと別れた後、結局どうなったのか分からなくなっていたユースタス・キッドじゃないですか!!

ルーキー


しかもどうやらキッドだけじゃなかったらしい。
スクラッチメン・アプー!
X・ドレーク!
カポネ・ベッジ!
ウルージ!
バジル・ホーキンス!
ジュエリー・ボニー!
トラファルガー・ロー!

全員無事なのです!!
一体どうやって海軍の追撃から逃れたのか?
あの時はかなり危機的状況だっただけに、気になりますね。
しかも彼ら全員、白ひげが気になる様で…。
これは…今から全員マリンフォードに突撃か!?
怪僧ウルージはハッキリと「行こう」と言ってますし、ローは船を出す準備をしています。
キッドにしても中継が途中になってしまった事が不満にも見えますし、こうなったら現場まで行くしかないと考えているかも知れません。

ただ、彼らが行っても今からでは間に合わないかも知れません。
白ひげの海賊船の多くが潰されてしまうでしょうし、彼らを救出するのが主な目的になるのかも知れませんね。
が、それは別にしも何だこのワクワク感は!(笑)

キッドたちは画面を通してルフィを見たかも知れません。
少し前まで一緒にいた男が現場にいるのを見て、自分たちも動かなければと感じたかも知れませんね。

撃沈


その現場では赤犬の炎で船が次々と燃やされてしまっているらしい。
ついには白ひげのモビー・ディック号までが!!
これは…かなりマズイのでは?
退路を絶たれた以上、エースを助けてトンズラという訳にも行きません。
壁の中で集中砲火を浴びせられている状況からして、ほとんど船は残らないでしょう。
とすると…やはりキッドやローといった外部からの救援が必要ですね。
中継を見た海賊たち、もしかするとキッドたちだけでなく世界中から海賊が現れる展開もあるかも知れません。
何か、そう考えるとゾクゾクしますね。

この防御壁は白ひげの能力ですら通用しないらしい。
ただの鉄ではない様なのだが…となると海楼石か!?
そんな中、ついにエース処刑の命令が出てしまいました。

オーズ


防御壁に囲まれている状況から脱する方法はただひとつ。
オーズが倒れた事で開いた1ヶ所を通るしかない。
しかし、海軍もそこで待ち構えている為、うかつに近寄る事が出来ないのだ!!

そのオーズ…やはり生きていましたね。
今回の戦いでは、その他大勢のキャラには死人が出ている様ですが、こういった目立つキャラは死なせる様な事はしない気がしたのです。
どうやら終盤の戦いで、彼の存在が重要になりそうですね。

ルフィ


その一方、ジンベエの力を借りてついにルフィが壁の外へ!
いきなり三人の大将の目前に現れたのです!!
状況としては最悪のひと言。
青キジにしても黄猿にしてもルフィは1対1で勝った事がありません。
さらに赤犬まで揃っていたら、常識的に考えてアウト!
しかし、だからと言って止まる訳には行かないのだ!!

「あの無鉄砲さ…兄貴にそっくりじゃねェか…!!」

切り札


そんなルフィを援護する為?
ついに白ひげも広場に突入するらしい。
さらに何か“切り札”があるらしいのだが…!?
状況からしてオーズの場所から突入するのは分かりますが、何か海軍を一網打尽にする策があるのでしょうか?

毎週クライマックスの様な壮絶なる戦い。
果たして、エース救出は間に合うのでしょうか?


助っ人


「NARUTO」を更新します。

鬼鮫との戦いで八尾のチャクラまで消耗してしまったキラービー!
さすがにもうダメかと思われたのだが、何とここで鬼鮫の忍刀“鮫肌”がキラービーを助ける為にチャクラを与え始めたのです!
まさかの事態に慌てる鬼鮫!
キラービーに懐く鮫肌を蹴り飛ばし、キラービーの刀を使ってトドメを刺そうとするのだが…?

そのタイミングを狙ってチャクラを纏った鉛筆を投げるキラービー!
しかし、結局は鬼鮫の顔をかすめるに止まりました。
さすがにもう打つ手はないのか!?
八尾はもうダメなのか!?

しかし、ここで何と雷影たちが現れたのです!!

結局、鬼鮫の水牢が巨大過ぎて目印になったらしい。
そして完全に懐いた鮫肌はさらなるチャクラをビーに注入!
さあ、舞台は整いました!
「やるぞ…」
「OK…ブラザー!」

ずっと予想だけはしていた“この技”がついに登場です!!!


ダブル


「絶牛 雷犂熱刀(ダブル・ラリアット)!!!」
キタ――――ッ!!
もう何も言う事はありません。
もはや、全読者待望と言っていいでしょう!
プロレスは“暁”より強し!
正に、今週一番の見所でした。

ただ気になるのは鬼鮫が最後何かをしようとしていた事です。
「水遁大鮫弾の…」
今となってはそれが何だったのかは分かりません。

エルフェンリート


何せ、ものの見事にエルフェンリート!(笑)
常識で考えればこれで終わりのハズですが…。
息の長いキャラである鬼鮫がコレで終わりというのも何か引っかかりますね。
まだここから何かあるかも知れません。
ただ…鮫肌はもうキラービーのものと考えていのかな?
よし!
これで蛸と鮫の合体という夢が出来たぞ!(笑)

一方、鉄の国に取り残された二人は変装が見破られて見つかったらしい。
サスケはもういないんだろうし、どうするのですかね?

青


また一方で、心転身で殺られる寸前だった青の前に、水影たちが現れた様です。
実はそれも相手は分かっていて、利用しようとするのですが…。
さすがは水影と言うか、ちゃんと分かっているんですね。
「…カマをかけたか…食えないババアだ」
次の瞬間、水影の拳がうなる!!
ちゃっかり戻された青はその餌食になるのでした(笑)。

この時、ヒラメカレイという武器を使おうとしたのですが…それを使った場合どうなったのでしょうか?

本当のこと


そして今回、ラストでサイがナルトに接触して来ました。
サクラが言えなかった事を言うらしいのですが…?

これからどうなるかは分かりませんが、とりあえずナルトがサイから話を聞いてどう動くのか注目しましょうか。
後半開始。

大阪の攻撃からスタート。



板倉がボールを運ぶ。


マークは三井。
「へっ、見た顔だと思ったら、豊玉の奴か」

板倉、ドリブル。
「オウオウ!ワイのマークはコイツかい!3年のくせに控えの奴かい!!」

三井、気にしない。
「相変わらず口がへらねえな。その手はもう効かねえぜ」


三井、スティール!

「甘えよ。挑発には乗らねえ。俺たちは山王と戦ってんだぜ」


「な?」

板倉慌てて戻る。


三井と板倉、1対1のシチュエーションだ。

三井、スリーポイントラインの前。高頭の言葉が頭をよぎる。


――ノーマークは打っていい―――


迷わず三井はシュートを放った。




ザシュ!!!



「おおーーー!!3点!!」

「神奈川、後半先制だ!!」

「しかし、あの状況で打つか?」


土屋が驚いている。
「あの野郎、誰もリバウンドに入れない状況でも打ってきおった。
打ってくる心臓も大したもんやが、実際入れたいうんがスゴイ」

ベンチで牧も驚いている。
「監督の作戦通りですね。上手く行きすぎなんじゃないですか?」

高頭、思わず扇子でパタパタ。
「あいつの才能は本物だな。スティールも見事だった。
三井…、やはりバスケセンスは抜群だな」


大阪の攻撃。

土屋、板倉、南とつなぎ、南のミドルシュート。


ザシュ! 文字通りの速攻が決まった。


「よーーーし!南!!」

「メチャクチャ速かったぞ、今の!まさにラン&ガン!!」



今度は神奈川。


藤真から神へ。 ハイポストで仙道が呼ぶ。「ヘイ!」

「仙道!」神から仙道へパス! と見せてのフェイク。


南は思わず飛んでしまった。
「しもた!!」


神、ワンドリブルで南をかわし、スリーポイント。


ザシュ!!


「おおおーーーー!!今度は海南の神だ!!」

「またもやスリーポイント!!」

「そうだ!!神奈川にはコイツもいるんだった!!」



岸本が叫ぶ。
「気にすんな!!点の取り合いや!!点を取る方に集中するんや!」

南、板倉とつなぎ土屋へ。

土屋、カットインでディフェンスを収縮させて、外の板倉へ。

板倉のスリー。


ガン!! リングに嫌われる。
「ちっ、外れたか!!」


南が声をかける。
「気にすな、板倉。ガンガン打っていけ!」

板倉、必至に戻る。
「くそ!しもた。向こうのスリーを意識しすぎたわ」

リバウンドは高砂。

前線の藤真へつなぐ。


「5番(藤真)だ!コイツもスリーがあるぞ!!」

「いや!パスもあるぞ!!」


藤真には土川がついている。
「打つ気か?」

藤真は神へパスを出した。

神には南がつく。
「スリーか?」


神の後ろに仙道が来た。神、背中の後ろで仙道にボールを渡す。
ディフェンスは、どっちがボールを持っているのか分からない。

「どっちや?」「神か?仙道か?」


仙道、神の後ろから素早いドライブ!

南と岸本がすかさずチェックに入る。
「くっ、渡しとったか!」


瞬間、仙道は神にパス。

南と岸本が仙道につられたため、神はノーマークだ。


「仙道、うまい!!」

「神、フリーだぞ!!!」


神のスリー。見事にゲット!


「うわあああああ!神奈川3本で9点だああ!」

「連続スリーポイント!!止まらねええ!」

「ていうか、入りすぎだ!!ありえねえええええ!!!」

「後半2分間で9点だ!!」


神奈川、スリーの雨を降らせ点差を16点に広げる。



大阪も得意の速攻で点を返すが、神奈川のスリーポイントが
高確率で決まるため、点差は縮まらない。


3rdクォーターだけで、神が4本、三井が3本のスリーを沈めた。
互いに外したのは2本ずつ。5割を超える驚異的な確率。
2人で稼いだ得点は実に21点にのぼった。


3rdクォーター終了時のスコアは

神奈川 88
大阪   67




高頭作戦、完全に成功。


完璧に遂行する選手達に、高頭は逆に戦慄を感じるくらいだった。




続く


長谷川がウォームアップを始めた。

現在2ndクォーター、5分を過ぎたところ。
得点は、神奈川31点、大阪29点。
わずかに神奈川がリードしているが、流れは大阪に傾きつつある。

高頭は完全に大阪ペースになってしまう前に、手を打ったのだ。


守備力のある長谷川を投入。


福田がファールを犯したところでブザーが鳴った。

「メンバーチェンジ。神奈川」

背番号9がコートに立った。


「神奈川、交代だ!」

「9番? 今まであまり出てない選手だな」



岸本が自分のマーカーを確認した。
「お、代わったか。確かにあの13番じゃ心もとないわな。
まあ、誰がついても同じやけどな」


土川から岸本へ。 

「行くで。9番」
1ON1から抜きにかかる岸本。

しかし長谷川は抜かせない! 岸本、抜けない!
「チッ、こいつなかなかやりおる…」


藤真が声をかける。
「ナイスディフェンスだ、一志!」


その瞬間、横から流川が岸本のボールを奪った。


「おお!流川だ!!」

「ナイススティール流川! オフェンスだけじゃないぜ!」


大阪陣内には土川と南。


南、感じ取る。
「来る。1対2でもコイツは来る」


流川、ディフェンス2人が飛んだのを確認して、後方にパスを出した。

「なにぃ?パスやと?」


そこに走りこんできたのは長谷川。

ノーマークでダンクを叩き込む!


「おおお!!流川ナイスパスだ!!」

「あいつ、なんでもできるな!」

「そして、9番のダンク! 交代で入った選手もすげえ!」


南がつぶやく。
「あいつ、変わったな。パスも覚えよったか。今日もええのが何本か出とる」

横から藤真が来た。
「お前も変わったんじゃないか? エースキラーなんて
言われてたのが、嘘だったかのようなプレーだな」

南は藤真の顔を思い出した。
「お前、去年の翔陽の奴やな。どっかで見た思うたら」

藤真がまっすぐな目で南を見る。
「今度は負けない! 俺たちは日本一になるんだ」


長谷川が入って、神奈川のリズムがよくなった。

ディフェンスの穴がなくなったことにより、大阪の攻撃が単調になったからだ。
大阪は、土屋の個人技中心になったのだ。
しかし、仙道が簡単には抜かせない。土屋が力を発揮できない。

ペースは神奈川に戻った。


前半終了。


神奈川 51
大阪   42

最終的に9点の差をつけて試合を折り返すことになった。




大阪ベンチ。

土屋が困惑している。
「マズイな。攻撃がうまく行かない…。あの9番が入ってから
攻めづらくなってしもうた。仙道もええ守備をしとる」

南が案を出した。
「もうこうなったら、賭けに出るしかないんちゃうか。
残念ながら、総合力では向こうの方が上や。
土屋と1対1でやりあえる奴がおるというのは、完全な誤算や」

岸本が聞く。
「賭けって、どないするつもりや、南」

土屋が言う。
「言わんでも分かるで、南。おい板倉、交代や。お前2番(SG)に入れ」

岸本が笑う。
「土屋、やるやないけ。もう点の取り合いや。個人技で劣るなら
勢いで勝負っちゅうことやな。ノッたで」

土屋。
「よし!後半は走りまくるで。少々点取られても気にすんな。
勢いで押すんや! 最後に点が多かった方が勝ちや!」


「おう!!!!」



神奈川ベンチ。

高頭が選手を集めた。
「いい出来だぞ。ペースはこっちのものだ。第3クォーターで
叩いてしまうぞ。ここで勝負を付ける。神、三井! 長谷川、流川と交代だ」

藤真が聞く。
「外で勝負ってことですか?」

高頭が答える。
「そういうことだ。神と三井は、ノーマークは全部打っていい。
3点でとどめを刺すんだ。これが成功すれば大阪は終わりだ」


点の取り合いに勝負をかける大阪。

長距離砲でとどめを刺しにかかる神奈川。


3rdクォーター、試合は大きく動くことになる。



続く


現在タイムアウト。

10-2で神奈川の8点リードである。


「よーし、よしよし、上出来だ。完全にこっちの流れになってるぞ。
このまま手を緩めずに攻め続けろ!」

高頭監督が叱咤激励する。



大阪ベンチ。

岸本が騒いでいる。
「あの12番、調子コキやがって。あいつが仙道やな。
土屋、マーク代われ。ワイが仙道をマークしたる」

土屋が冷静に切り返す。
「まあ、落ち着け岸本。このままじゃマズイ。
やり方を変えたほうがエエみたいや」

南が聞く。
「どうするつもりや、土屋。まさか、速攻やめるとか言うつもりか?」

土屋が答える。
「いや、テンポはこのままでいい。ただ、もっと向こうの穴を突かなアカン。
12番(仙道)と15番(流川)のトコは捨てた方がエエと思う。
13番(福田)のトコから攻める方が得策や」

岸本がニヤリ。
「ワイを中心に攻めるいうことか。土屋、よう分わかっとるやないけ」

土屋が返す。
「いや違う。岸本、オレにスクリーンをかけろ。マークをスイッチさせて
オレに13番がつくようにするんや。オレが勝負する」

岸本が怒る。
「なんやと? ワイには任せられん言うんか、土屋」

土屋が諭す。
「話は最後まで聞け。オレのマークを緩くさせるだけや。あくまでも
フィニッシャーは、南、岸本、お前らや。オレのパスに合わせろ」

南、岸本、しぶしぶ納得する。
「ケッ。大物ぶりやがって。ええパス出さんとタダじゃおかんぞ。
しょうがない。お前の言うこと聞いたるわ。ただし仙道のマークはワイがするで」



タイムアウトが解けた。

両軍、コートに戻ってくる


高砂のフリースローから再開。 高砂、落ち着いて決める。


牧が拍手。
「よーし、ナイッシュ!高砂!」



大阪の攻撃。

土屋がボールを運ぶ。仙道がピッタリついている。

「土屋!」
岸本が仙道にスクリーンを仕掛けた。

「福田、スイッチ!」
仙道の合図で、土屋に対するディフェンスが福田に代わる。


瞬間、土屋がドライブを仕掛けた。


「よーし!行けえ、土屋!」

「おお!4番(土屋)鋭い!」


福田が抜かれた。

流川がヘルプに来る。


待ってましたとばかりに、土屋は外で待つ南にパスを出す。

南、スリーポイント。見事に沈める。


「よっしゃ!!さすがや南!!」

「おお!5番(南)スリー来た!」

「4番、すげえパスだぞ!! さっきの仙道みたいだ!!」


ベンチで感心する彦一。
「土屋…、さすがや。ノーマークの味方を見つけるんがウマい。
やっぱり仙道さんと同じタイプの選手や」

牧もうなずく。
「確かにいい選手だ。福田じゃぁ止められんな」



神奈川の攻撃。



「オラぁ!来てみいや、仙道!!」
岸本が仙道についている。無理矢理、土屋と代わったようだ。


「コイツか…。彦一が言ってたのは」
仙道、1ON1の構え。


その時!

後から土屋がボールを叩いた。


「おお!土屋!ナイスや!!」

「仙道がボールを取られたぞ!!ナイスだ、あの4番!」



ボールを取った岸本が走る。

福田がマークに入った。


「お前は相手にならん!!どけえ!!」

岸本、単純なフェイントから福田を抜く。


「2度も簡単に抜かせんな、どあほう!」 流川がカバーに入る。


「読み通りや!」
岸本は南にパスを出した。


しかし、南へのパスを読んでいた仙道が、チェックに入った。


南、今度は土屋にパス。 土屋、ゴール下へ切れ込む。
高砂にチェックされながらもボールをゴールにねじ込む。

ザシュ!


「よーーーしゃあああ!ええぞ土屋!!」

「おいおいおい!ファウルちゃうんか? エンドワンやで今の!」



大阪が点差を一気に5点縮めた。スコアは11-7。

神奈川のリードは4点となった。


大阪は落ち着きを取り戻し、速い展開と、土屋を中心としたセットオフェンスを
織り交ぜた、バランスのいい攻撃が戻ってきた。

一方、神奈川のペースも落ちない。大阪は流川、仙道を止められず、
神奈川の攻撃をシャットアウトすることができない。


こうして、点の奪い合いが続いた。


だが、流れは徐々に大阪に傾いていた。



福田の場所から、神奈川のディフェンスが崩されているからである。


高頭が牧に話しかける。
「福田のところから徐々に崩されているな。このままのペースで行くと
大阪に持っていかれてしまう。今はまだ浮き彫りになっていないがな」

牧が答える。
「確かに。ディフェンスを強化した方がいいかもしれませんね」



高頭が立ち上がった。
「長谷川。行くぞ」


神奈川の守備のジョーカー、長谷川に声がかかった。


花形がニコッと笑う。
「一志。見せ場だぞ」


長谷川がシューズの紐を結び直した。



続く


神奈川と大阪の戦い、マッチアップは以下の通り。


神奈川            大阪

藤真(翔陽/178cm) × 土川(大栄/181cm)
仙道(陵南/190cm) × 土屋(大栄/188cm)
流川(湘北/187cm) × 南  (豊玉/184cm)
福田(陵南/188cm) × 岸本(豊玉/188cm)
高砂(海南/191cm) × 土橋(大栄/191cm)


※大栄学園の土川(ツチカワ)、土橋(ツチハシ)は原作に登場しない架空の選手。
覚えづらいと困るので、大栄の選手は全部「土」で始まる名前にしました


キーマンとして注意していた土屋には、仙道がつくことになった。
流川と南はインターハイ以来のマッチアップだ。
どこのポジションもほとんど身長は変わらない。ミスマッチのない対決だ。



●国体3回戦 神奈川VS大阪


センタージャンプ。

センターサークル内で高砂と土橋が向かい合う。
サークルを囲うように残りの8人が並んでいる。

南が流川に話し掛ける。
「久しぶりやな、流川。インターハイ見とったで。山王戦はええ試合やった。
お前の言う“日本一の選手”に近づいたんちゃうか?」

流川は無視。
「フン。すぐなってやるよ」


ティップオフ。

ジャンプボールは土橋が制した。大阪ボールからスタート。


ボールを取ったのは岸本。
「おっしゃあ、行くでえ!」


バシ!


「なんやと?」



「うわああ!5番(藤真)、スティールだあ!」

「昨日も取ってたぞ!あいつすげえ!!」



藤真、電光石火のスティール。後ろからはたいたのだ。
「オラ!走れえ!」

藤真らしからぬ口調で指示が出す。選手に徹する藤真はクールとは程遠いのだ。


大阪陣内に突っ込む藤真。

誰にパスを出す? 仙道か? 流川か?



誰にも出さなかった。



「もらったあああああ!!!」
3ポイントライン前で急ストップ。いきなりシュートを放った


ザシュ!


「おおーーーー!!いきなりスリーポイントだ!!」

「神奈川、先制!!!」 「速い!!」



牧がベンチで苦笑している。
「えらい変わりようだぜ。だが、あれが本来の藤真だ」

花形がうなずく。
「そういうことだ。元々得点力はあるからな。暴れ出すと止まらないぜ」



「ウラアアァ、返すぞ!!」
大阪の攻撃が始まった。

南が切れ込む。しかし、流川が行かせない。

南から土川へ。そして土屋へ。 土屋と仙道の1ON1。



ベンチで興奮する彦一。
「おお!!ウチの天才仙道さんと、大阪のエース土屋の対決!
これは要チェックやで!!」


土屋がカットイン。仙道はまだ付いている。

土屋はノールックでパスを出した。

その先には岸本。 ディフェンスが苦手な福田は、完全に振り切られている。
岸本、レイアップを沈める。


「よーーっしゃあああ!!!!ええぞ岸本!!」

「ガンガン行ったれええーー!!!」




「走れ!!」
神奈川の攻撃。大阪が守備の隊形を整える前に攻める作戦だ。
藤真がすぐに仙道に渡す。

仙道から前を走る流川へ。

流川、南を一瞬で抜き去り、インサイドへ。 大阪のディフェンスが流川を囲う。
流川は外へパスを出した。

今の流川にはパスがある。インターハイの山王戦を経て。


「よーーし!ナイスパス!」
外で待つのは藤真。

2本目のスリーを放った。



ザシュ!!



「おおーーー!2本連続!!」

「5番来たーー!!!」



南が藤真を見ている。
「あいつ、どこかで…」



大阪の攻撃。

岸本がパスを要求する。
「おらああ!土屋!こっち貸せ!!」

「フッ」っと笑って、土屋はセンターの土橋にパスを出した。


土橋から外の南へ。南から岸本へ。

「最初から俺に回さんかい!!! 楽勝や!!」

福田、またもや抜かれた。


ゴール下へ切れ込む岸本。そしてレイアップ。




そこへ仙道が飛んできた。ブロックショット!!!


「おおーーー!仙道!!ブロックだあ!!」

「ナイスヘルプだ!12番(仙道)!!」

彦一も絶叫。
「ハーッハッハ!見たか岸本!これが仙道さんや!!」


神奈川のカウンター。

仙道から藤真へ。藤真、ドリブルで持ち込む。



「3本目ぇえ!!」

藤真がまたもやスリーポイントの構え。

慌ててチェックに走る土川。

しかし、それを見透かしたように、藤真はフェイクからパス。



走りこむのは仙道。


「来た!!仙道だああ!!」

「行けーーー!!仙道!!!」



仙道、ディフェンスをひきつけてからパス。

受け取った福田、ノーマークでダンク!!



「うおおーーーーーー!ダンクだーー!!」

「13番(福田)!!」

「神奈川すげええ!!点の取り合いで大阪に勝ってるぜ!!!」


大阪の反撃。

しかし、またもや藤真がスティール!!


3ポイントライン付近の流川へ。

「流川だ!!」 「すげえドライブが来るぞ!!」



流川、その「すげえドライブ」で南を抜く!!


南、呆然。
「あかん…。コイツ、ますますウマくなっとる」


土橋がヘルプに来た。 つまりは、高砂のマークが外れたということ。

流川、それを確認して高砂へパス。


「アマいわああ!!」
岸本がブロックに飛んだ。


高砂はフェイクを入れ、シュートのタイミングを一瞬ずらした。


「なにぃ!?」
空中でバランスを失う岸本。


高砂は、岸本のブロックにわざと体をぶつけてからシュートを打った。


ザシュ!


ピーーーーーーーーー!!

「ファウル!!青(大阪)、8番(岸本)!!
バスケットカウント・ワンスローーーー!!」



「おおおーーーーーー!!エンドワンだ!!」

「3点プレイだ!今の上手かったぞ6番(高砂)!!!」

「ナイスフェイクだぜ!!6番!!」

「神奈川、どっからでも点取ってくるなあ」



岸本、悔しそう。
「このセンター…、上手いことやりおる。完全に故意にぶつけてきた…」



その時、ブザーが鳴った。

「タイムアウト!!大阪!!」

大阪のタイムアウトだ。神奈川に傾いている流れを、止めようというタイムだ。


両陣営がベンチに戻る。





「俺がなんとかするしかないな…」
土屋の目が光っていた。



続く