"あなたのSTYLEを輝かせ、CAREERを磨く"
キャリアブランディング
株式会社CCI 代表取締役
元国際線チーフパーサー
研修講師の山本洋子です。
コロナの収束が
まだ見えない状況ですが、
徐々に日常が戻ってきました。
経済も先が見えないながらも
活動が再開され、
街にも活気が戻ってきましたね。
私も久しぶりに銀座に出かけました。
いつもに比べると人は少ないですが、
徐々に活気が戻ってきたことを実感します。
久しぶりにデパートに行き、
あるお店に入ったのですが。。。
私がお店に入るなり、
店員さんが近づいてきて
「いらっしゃいませ、何かお探しですか⁉️」と
満面の笑みで話しかけてきました。
キタ、キタ、キタ‼️
お決まりのパターン。
接客業としては、
この初動対応はNGです。
いきなり
「何かお探しですか⁉️」は
あまりにも直球すぎです。
普通ならすぐにお店を出てしまうのですが、
久しぶりにデパートにきたこともあり、
「ありがとうございます。大丈夫です。」と
その場をとり繕い
商品を見て周りました。
この初動対応をする方は
大概後をついてくるタイプが多いのですが、
案の定、
私の行くとこ、行くところ
ピッタリと後をついてきて、
私が手にした商品の説明を始めました。
「それは、昨日入ってきたばかりなんですよ」
「それは、一番人気で最後の一枚です」
「それは、色違いが黒とグレーと、、、」
こちらの様子も
気にかけず
畳みかけられると
買う気モードが一気に下がります。
買う気が失せたので、
「ありがとうございます」と会釈をして
お店を出ようとしたら、
その店員さん、
一言も発せず、
踵を返して
お店の奥に入ってしまったのです。
この展開からすると
ありがちな対応で
特に驚きもしませんが、
買う気がないとわかった途端に
私には
興味がなくなったのでしょう。
満面の笑みで近寄ってきて、
聞いてもいない説明を長々としていた彼女が
別人に変わっていました。
ビジネスは
結果が全てです。
結果が出ないとわかったら、
すぐに方向転換する。
これも間違ったことではありません。
しかし、
この対応の場合、
一人のお客様を失っただけでなく、
その後ろにいる見込み客まで
失ってしまったのです。
人は不快な印象を持ったお店には
二度と行きません。
それだけでなく、
悪い印象が口コミで広がります。
「ありがとうございました」の
最後の一言が言えないだけで、
お客様も
見込み客も
お店の信頼も
売り上げも
失ってしまいました。
その対価が
彼女の価値です。
ビジネスにおいては、
上手くいかなかった時の態度と対応が
その人の価値になります。
自らの価値を落とさないためにも
困難な場面こそ、
上手くいかない時こそ、
誠心誠意、丁寧にです。
断られた時こそ、
心からの笑顔で、
「ありがとうございます」の一言を
忘れてはいけないのです。
"あなたのSTYLEを輝かせ、CAREERを磨く"
キャリアブランディング
今日も最後までお付き合いいただきまして、
ありがとうございます。