日曜の谷中は陽気で風もなく
絶好の大道芸日和だ。
いくらヘボいふでまるくんでもまさか惨敗はしないだろう❓️
予想通り、一回戦二回戦と順調に推移していく。
だがここで客足がピタリと止まった、時間は一時半。
何としてでももう一回だ。
大道芸の客足は波がある、
来る時は集中してくるが、
一旦止まると長い空白が待っている。
モナカとカロリーメイトをほおばりエネルギーを注入し、
30分40分と経過した。
気合いを入れ立ち上がり、
声を張り上げて客集めに奔走する。
柴又から来た老夫婦が止まった
「金はかかるかい?」と聞いてきたから
「百円以上はお願いします」と答えた。しぶしぶと座ったが、
やってる途中から笑い転げ始め、何度も投げ銭箱に百円入れてくれた。
この老夫婦が呼び水となり、
次に若いアベックが参入し、
そして1人のおじさんが立ったまま聞き始めた。
私はこのおじさんにターゲットを絞った。
盛んに話しかけ問いかけ、
視線も殆どこのおじさんに注ぎ
込み目を離さない。
既に聴いてる4人はほっといても逃げない。
その後、5、6歳の男の子を連れたヤングママ、
今度はこの男の子主体に話しかける。
結果この3回目は最高に盛り上がり、投げ銭もガッチリ頂き、
満足感を得た。
昔私がまだ駆け出しの頃、
先輩のT女史から言われたことがある。
「大道芸の客集めは、絶対に集めてやる!という強い気持ちがなければ集まりませんよ」と。
音楽に頼ったり、軽いノリのささやきや誘い言葉では、客は止まらない。
必死になって絶対集めてやる!
このガッツがなかったらダメだ
。
今日はあの時の言葉が甦り、
それを私が実践した。
それにしても今から30年も前、
ヘブンアーティスト制度が始まる前に、こんなことを教えて
くれた人は偉大だった。
今日のブログは実況放送みたいでつまらなかったと思います。
最後迄お読み下さりありがとうございました。
結局芸人は気合いだ、元気だ、
腹の底から客集めしようという
必死さだ。
こんなことを思って
終りとします。