筆記具は一生の友 -7ページ目

筆記具は一生の友

筆記具が好きです。
万年筆が主ですが、ボールペンやシャーペン愛もあります。
ベスト万年筆探しの旅(沼)は終わりがありません。

Pilot Custom 845 

 

実用的な万年筆では、2016年までパイロットの中でもフラッグシップでした。

Custom URUSHIの登場でその座を譲ったように思われがちですが

Customシリーズの公式では、この845とURUSHIがシリーズ最高峰に

君臨しております。

 

Pilot Custom万年筆 公式

 

スペック

  • ペン先:18K バイカラー 15号
  • 機構:カートリッジ・コンバーター両用式(CON-70N付属)
  • キャップ嵌合:ねじ式
  • 軸:エボナイト・蝋色漆仕上げ
  • 全長:約147mm
  • 最大径:φ15.9mm
  • 重さ:約28g
  • 価格:¥55,000 (税込)

 

手にした時に伝わる本物の質感

もしも845とかURUSHIに興味があったらどこかで試筆されることをお勧めします。何と言っても手に持った時の質感が別物です。エボナイトに漆を塗り込むことでこの光沢や質感が生まれるとのことですが、手に取ってみれば分かります。
 
この削り出したエボナイトに漆を塗り込むPILOTの塗装技法は「ラッカナイト」と言うそうですが、筆記時の手に馴染む感触が、ずっと書いていたくなる、ずっと触っていたくなる質感を生むのでしょうか。たかだか20本程度の万年筆しか所有していませんが、どれか1本だけ選べと言われたら、間違いなくこれを選ぶ、そんな気にさせてくれます。キャップにもURUSHIの文字が輝きます。

バイカラー15号18金ペン先は実用万年筆の最高峰

Pilotの15号ニブを持つ万年筆は他にもCustom743を所持しています。743のペン先は14金ですが、743のペン先もこの845のペン先も最高峰と思っています。

書きたいなと思う字が書ける。それも紙を選ばずに。筆記ストレスが0。

Custom 845の書き味の全ては、この素晴らしいペン先と、手にした時の漆の質感、そして重量バランスが見事に調和している故と思います。

ペン先のことで言えば、Pilotは買ったその時に完成していると言うことも驚きです。この845を購入した行きつけの文房具屋の店長も同じことを言っていました。Pilotの万年筆は買った段階で完成された書き味だと。

 

 

まとめ

実用品の国産万年筆の最高峰に君臨する至極の1本
どんな場面で使っても、最高のパフォーマンスを期待できる

私個人は、研究職という仕事柄、毎日何か紙に書いて考えることが多いです。

プログラミングの前にポンチ絵を書いたり、アルゴリズムを書いてみたり、考え方をまとめたり、勿論打ち合わせのメモを取ったりと。その中でいつも万年筆を使いますが、最も重要だと思うのは、書くことに対するストレスが無いこと。

最高峰の書き味と、エボナイトに蝋色漆による質感、所有している満足感が相まって、書くための道具としてこれ以上は求めるべきではないとすら思える。

学生だって社会人だって関係ない、万年筆で書くことを求める誰もが満足できると思います。

 

独断による総合評価

  1. 書き味※:10/10
  2. 美軸度:10/10
  3. スペシャル性(限定etc): 9/10

※ニブ、軸太さ、バランス、重さetc

算出方式: (1×5) + (2×4) + (3×1) =99点

総合評価:99点

 

Custom 845/743を比べて

最後にちょっとした与太話。Custom743 / 845を並べてみました。左が845、右が743ですが、最大径で見ると0.2mmの差しかありません。ペン先も同じ15号、14Kと18Kの差こそあれ、そこまで大きな差に思えませんよね。でも、743をずっと使ってきたから分かりますが、筆記バランスの差がとても大きいです。どちらの書き味も素晴らしいものですが845はやはり最高峰であるというのがよく分かります。もしご興味がおありで購入検討する機会があったら、どちらも長めに試筆されることをお勧めします。

 
こちらはCustom845です。
ペンの達人さんではうれしい値段ですね。