基礎のひび割れよく見ますよね。
ベタ基礎になった今でも普通にひび割れた基礎をよく見ます。
このクラックの隙間から雨水が入り込んだり、それが原因で基礎の鉄筋が腐ったりするリスクがあり、何としても防止したいと思っていました。
(ネットからお借りしました)
また、私は現在は普通のサラリーマンですが、それまで色々な現場の仕事をしてきました。その1つがペンキ屋で5年~6年ほどしていたことがあり、基礎のひび割れた巾木をよく塗ってきたので、これだけは避けたいと思っていた最中、秀光ビルドで「ハウスシューズ」という住宅基礎外側保護材に出会いました。
プレゼンシート
「ハウスシューズ」は竹屋化学研究所と言う所が開発した、住宅基礎の外側を保護する工法らしく、「既調合弾性ポリマーセメントモルタル」と「水性弾性アクリルシリコン塗料」を併用し、高耐候性・低汚染性・クラック追従性に優れいるものだそうです。
基礎のコンクリートは空気中の二酸化炭素や酸性雨などによってアルカリ性から徐々に中性に変化し、中性化したコンクリートは劣化していきます。
「ハウスシューズ」にはこの中性化を抑制し、基礎コンクリートの耐久性を向上させる効果があります。
長期間放置しアルカリ性を可視化した写真では、ハウスシューズと施工したものは中性化を抑えられている事が分かります。
また、基礎の地面から吸い上げる水分により「シミによる変色」、「セメントの白華現象(白い帯状の変色)」、「泥汚れなどの付着」のような問題が発生しても水洗いなどでは取れません。
「ハウスシューズ」は地面からの水分の吸い上げをも防ぐことで解消するようです。
またシリコンの塗膜で覆われているため、表面に付着した汚れも水洗いで落としやすいらしいです。
また、通常の塗料と違い、弾性のアンダーフィラーを使うことによってクラックに追従するため、発生しにくくなっているようです。
あとは、エフロレッセンス(白華現象)と言う事象があり、
コンクリート中の水酸化カルシウム Ca(OH)2が水に溶けてコンクリートの表面に滲み出し、空気中の炭酸ガス CO2 と反応することで炭酸カルシウム CaCO3 が生成され、乾燥すると水分が蒸発するために結晶化して、目に見える姿に変化する現象の事らしいのですが、こちらの発生も予防出来るようです。
しかし、プロのペンキ屋の経験があるなら、自分でDIYしたらよいのにとお思いでしょう
そうなんです。ペンキなら自分で塗ろうと思っていましたよ
なので、駐車場の土間コンなどは2液性のウレタン樹脂の塗料(油性)をDIYする予定です
(駐車場は水性だと剥がれと老化が早いので。)
ただ、こちらのハウスシューズ、施工手順を見ていただくと、ほとんど左官の領域なんですね。(ペンキ屋でも簡単な左官作業は普通にするんですけどね。。)
基礎の周りに更に追従性のあるコンクリートを塗るようなもので、ペンキとは全く別物なので、これはプロに頼もうと思いました。(頑張ればできなくもないのですが逃げました。笑)
ただ、1点注意が必要で、土間と基礎をくっ付けてしまうと、コンクリートの収縮でこのような剥がれが確実に発生するようなので、基礎と外間は5cm~10cm空けて施工するように外構屋さんにお願いする予定です。これは注意が必要です。隙間には砕石をぶち込みます
(ネットでお借りしましたが日本全国で起こっています。)
と言う事で、ハウスシューズのオプション費用です
高いか安いかで言えば高いですかね
ただ、メリットと纏めますと、
■基礎の水染みの防止
■エフロレッセンス(白華現象)の防止
■泥はねなどの汚れの防止
■ヘアークラック防止
■コンクリートの中性化抑制
■美観性・耐久性・耐候性の向上
など、効果も大きいです。
ハウスシューズ加工してから10年の実際の巾木を見ましたが、かなり綺麗な状態でした。
と言う事で、ハウスシューズ。気になった方はハウスメーカーの営業まで